全仏準Vのパオリーニがウィンブルドンでも決勝へ!世界37位ベキッチに逆転勝ち[ウィンブルドン]【テニス】

AI要約

第7シードのパオリーニがノーシードのベキッチを激闘の末に破り、2度目のグランドスラム決勝に進む。

遅咲きのパオリーニは全仏オープンに続きウィンブルドンでも好調で、準々決勝で大坂なおみやガウフを破って準決勝進出。

試合は激しいラリー戦となり、パオリーニが第3セットのタイブレークを制して勝利を収めた。

全仏準Vのパオリーニがウィンブルドンでも決勝へ!世界37位ベキッチに逆転勝ち[ウィンブルドン]【テニス】

現地7月10日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス準決勝が行われ、第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア/同7位)がノーシードのドナ・ベキッチ(クロアチア/世界ランク37位)を2時間51分の激闘の末に2-6、6-4、7-6[10-8]で下し、全仏オープンに続いて2度目のグランドスラム決勝に駒を進めた。

6月の全仏オープンで準優勝し、トップ10入りを果たした遅咲きの28歳、パオリーニ。過去3度のウィンブルドンではいずれも1回戦敗退だった。だが、今年は順当に勝ち上がると、準々決勝では大坂なおみ(フリー/同113位)や第2シードのココ・ガウフ(アメリカ/同2位)を破って勢いに乗る第19シードのエマ・ナバーロ(アメリカ/同17位)に6-2、6-1と完勝。準決勝に進んだ。

この日の対戦相手となったベキッチは、ウィンブルドンに10度目の出場。準決勝まで5試合を戦い、4試合がフルセットとタフな戦いをものにし、グランドスラムで初めての準決勝に進んでいる。

試合序盤は互いにサービスキープが続いたものの、ベキッチがパオリーニのサーブをタイミング良く捕らえてプレッシャーをかけていく。その効果が徐々に表れ、ラリー戦で主導権を握ったベキッチが第5、第7ゲームでブレークし、6-2で第1セットを奪った。

なんとか盛り返したいパオリーニは、強打や弾道の変化をつけて対抗していく。互いにブレークポイントを生かしきれない時間続いたものの、常にポジティブに戦ったパオリーニが、終盤の第10ゲームでこの試合初めてのブレークに成功。6-4でセットを奪い返した。

勝負の最終セット、第1ゲームでベキッチがテンポの速い攻めでブレークに成功。その後も精度の高いサーブを放ってサービスキープしていく。

だが、ファーストサーブの確率が落ちた第6ゲームを落として追いつかれてしまったベキッチ。直後の第7ゲームでは再びブレークしたベキッチは、疲れも出てきたかショットの精度がダウン。第8ゲームを落としてリードを守れない。辛い表情を浮かべるベキッチに対して、最後までエネルギッシュにプレーするパオリーニは、6-6の10ポイントマッチタイブレークを制して全仏オープンに続いて決勝に駒を進めた。

決勝では2022年大会優勝者で第4シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン/同4位)と第31シードのバルボラ・クレチコワ(チェコ/同32位)の勝者と対戦する。