四大大会初の4強へ 世界37位ヴェキッチが予選勝者の快進撃をストップ<女子テニス>

AI要約

世界ランク37位のD・ヴェキッチがウィンブルドン女子シングルス準々決勝で逆転勝利し、四大大会初のベスト4進出を果たす。

28歳のヴェキッチは過去の四大大会最高成績を更新し、準々決勝で相手を2時間8分の激戦の末破る。

準決勝での対戦相手はイタリアのJ・パオリーニで、勝ち上がりをかけた熾烈な戦いが予想される。

四大大会初の4強へ 世界37位ヴェキッチが予選勝者の快進撃をストップ<女子テニス>

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は9日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク37位のD・ヴェキッチ(クロアチア)が予選勝者で同123位のL・サン(ニュージーランド)を5-7, 6-4, 6-1の逆転で破り、四大大会初のベスト4進出を果たした。

四大大会では2019年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)、2023年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で記録したベスト8が最高成績だった28歳のヴェキッチ。ウィンブルドンにおいても2018年の16強が最高記録だったが、大会10度目の出場でその記録を更新するチャンスを掴んだ。

準々決勝、第1セットを落としたヴェキッチだが第2・ファイナルセットでは5本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに97パーセントの高い確率でポイントを獲得。サンのブレークを1度に抑えると、リターンゲームでは計4度のブレークチャンスをすべて決め切る決定力を見せ、2時間8分で逆転勝ちをおさめた。

準決勝でヴェキッチは第7シードのJ・パオリーニ(イタリア)と対戦する。パオリーニは準々決勝で第19シードのE・ナヴァッロ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。