【からつボート(モーニング)西スポ杯】前田健太郎 覚悟のSが活路を開いた

AI要約

前田健太郎が強風の中、特大弾を放ち1着で勝ち上がりを決める。

前田は不安要素を認識しつつも準優前の課題をクリアし、連続優出を目指す。

他の選手にも注目しながら、浦田晃嗣や西村拓也にも期待が寄せられている。

【からつボート(モーニング)西スポ杯】前田健太郎 覚悟のSが活路を開いた

<7日・からつボート・4日目>

〈記者コラム・古賀正史の正史かける〉

 強い気持ちが勝利をたぐり寄せた。前田健太郎は準進10Rで6コースまくりの〝特大弾〟を放ち、1着で勝ち上がりを決めた。準進戦は全て安定板が付くほどの強風で、本番も向かい風8メートルと強烈そのもの。それでも「こんな風と水面だし、もうSを行って1M勝負と思って行きました」。覚悟を持った踏み込みは、コンマ04とただ一人ゼロ台のタイミングだった。

 「安定板も付いたので足は、はっきり分からない」と機力は未知数ながらも「ピット離れがあまり良くない」と課題はきっちりと自覚している。「(準優は)2号艇なので準優前の前半戦までには直します」。前節びわこでは優出を果たして当地に乗り込むなどリズムは好調そのもの。不安を取り除いて連続優出を決めてみせる。

 ▼10R インの西村拓也は強敵だが、安定板が外れればパワーダウンも否めない。前田にも付け入る隙はある。2―134―1346。

 ▼4R 浦田晃嗣の伸びは日ごとに力強くなっている。赤岩善生の前付けでイン水域が深くなりそうなここは、しっかり助走距離を取れれば一発も十分。2―456―1456。