師匠の加藤和宏師「もっと僕が的確にきつく言っておけば…」水沼騎手涙の謝罪会見に同席

AI要約

JRAは10日、競馬開催中の調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込んで使用した水沼元輝騎手に対し、9カ月の騎乗停止処分が決定した。

水沼元輝騎手は報道陣の取材に応じ、師匠の加藤和宏調教師と共に事件についての反省と今後の決意を語った。

加藤和宏調教師は、騎手の成長を支える師弟関係に責任を感じつつ、今後の努力と成長を期待している。

師匠の加藤和宏師「もっと僕が的確にきつく言っておけば…」水沼騎手涙の謝罪会見に同席

 JRAは10日、競馬開催中の調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込んで使用し、5月31日から騎乗停止となっている水沼元輝騎手(21=加藤和)の問題について、第2回の裁定委員会が行われたことを発表した。裁定委員会は5月31日から2月28日まで9カ月の騎乗停止処分を決めた。

 同騎手はこの日、報道陣の取材に対応。同席した師匠の加藤和宏調教師(68)は「9カ月という審判を受けまして、本人が反省してそのことを胸に刻み込んで、日々努力して歯を食いしばって頑張ってもらいたいと思います。師匠と弟子という関係になって、親子のようなもの、自分の子どもようなつもりで育ててきたつもりです。ジョッキールームで(スマートフォン使用の)事件があった時に、もっと僕が的確にきつく言っておけばやらなかったのではないかという反省があり、責任があると思っています。まだまだ若いので、こういったことも将来につながるように日々努力をして頑張ってもらいたいと思います」と目を赤らめながら話した。