マルセイユ、グリーンウッド獲得でマンUと合意か…売却条項付随の完全移籍へ

AI要約

マンチェスター・ユナイテッドからイングランド人FWメイソン・グリーンウッドの獲得がマルセイユに迫っている。

グリーンウッドは過去のトラブルを乗り越えて活躍し、今夏の移籍市場で注目を集めている。

マルセイユが移籍金2760万ポンドでグリーンウッド獲得に近づいており、個人条件の交渉が進められている。

 マルセイユは、マンチェスター・ユナイテッドからイングランド人FWメイソン・グリーンウッドの獲得に迫っているようだ。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』や同『アスレティック』などが伝えている。

 現在22歳のグリーンウッドは7歳からマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属し、2019年には17歳の若さでトップチームデビュー。2020年9月にはイングランド代表デビューも飾り、クラブからは背番号「11」を与えられるなど将来を期待され、公式戦通算129試合の出場で35ゴールを記録した。

 しかし、2022年1月、恋人に対する強姦と暴行容疑で逮捕された。その後、強姦未遂、支配的で強制的な行動、実際に身体的危害を与えた暴行などの罪で起訴され、マンチェスター・ユナイテッドでの活動が停止となった。2023年に入って起訴が取り下げられたものの、2024年夏に双方合意の上で同選手がクラブから退団することを発表し、ヘタフェにレンタル移籍。自身初の移籍となったが、公式戦36試合出場で10ゴール6アシストを記録し、攻撃陣の中心選手としてチームを牽引した。

 そんなグリーンウッドは、レンタル移籍期間が満了を迎えたことで、保有元のマンチェスター・ユナイテッドに復帰を果たしたものの、同クラブでプレーする見込みはなく、マンチェスター・ユナイテッドは今夏の完全移籍での売却を目論んでいることが報じられている。

 複数クラブから関心が寄せられていたなか、今回の報道によると、マルセイユがグリーンウッドの獲得でマンチェスター・ユナイテッドと合意に達したという。なお、移籍金は追加オプションを含めて2760万ポンド(約55億円)ほどになる模様で、契約には将来移籍した際に発生する40~50パーセントの売却条項も付随することになるようだ。

 今後はメディカルチェックを受け、個人条件について話し合う予定となっているが、グリーンウッドはロベルト・デ・ゼルビ新監督が就任したマルセイユ加入に近づいていることが明らかになっている。