ラツィオの元伊代表インモービレ、年俸8億円の3年契約提示のベシクタシュ移籍を希望か

AI要約

ラツィオの主将FWチーロ・インモービレがベシクタシュ移籍へ同意したと報告

インモービレがトルコ行きに前向きな姿勢を示し、契約交渉が進行中

ラツィオとのクラブ間合意が必要で、移籍金の交渉が行われる見通し

ラツィオの元伊代表インモービレ、年俸8億円の3年契約提示のベシクタシュ移籍を希望か

ラツィオの主将FWチーロ・インモービレがベシクタシュ移籍へ同意したと、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が9日、伝えている。

2016年7月にラツィオへ加入すると、8年間でクラブ通算207ゴールをマークし、クラブのバンディエラとして活躍したインモービレ。だが34歳のラツィオ主将はローマにおける自身のサイクルが終わりを迎えたと感じており、クラブに対して今夏の退団を申し出た。

そんな中、トルコのベシクタシュがインモービレに対して年俸500万ユーロ(約8億7000万円)の3年契約をオファーしたことが伝えられている。元イタリア代表FWは、ガラタサライに所属するドリース・メルテンスやフェネルバフチェでプレーしたレオナルド・ボヌッチ氏らに連絡を取り、イスタンブールでのプレーについて情報を得たうえで、トルコ行きに前向きな姿勢を示しているとみられる。

インモービレは8日夜、自身の代理人らと面会。今後、トルコから舞い込んだオファーの詳細を精査するとみられるが、契約期間はラツィオよりも1年長く、「34歳の選手にとって断れない」条件であるとイタリア紙は指摘している。

ただ、ベシクタシュは、ラツィオとのクラブ間合意を目指す必要がある。インモービレは、ラツィオと2026年まで契約を残しており、クラウディオ・ロティート会長は、トルコのクラブに対して移籍金を要求することになる。

ベシクタシュは、可能であればフリーでの獲得を望んでいるとみられ、インモービレは、ラツィオ側に対して契約解除もしくは300~400万ユーロ(約5億2000万円~7億円)程度での移籍を働きかける見込みとなっている。ラツィオでは、10番のルイス・アルベルトや鎌田大地が後味の悪い退団をしたばかりだが、同紙は、現状を踏まえ、クラブの功労者であるインモービレには「血なまぐさい別れではなく、双方が同意した愛情ある別れ」がふさわしいと述べ、穏やかな退団を願った。