FWグリーンウッド獲得報道にマルセイユファン猛反発 市長も参戦「獲得しないよう要請」

AI要約

マルセイユがマンチェスター・ユナイテッドからFWメイソン・グリーンウッドを獲得することが確実になったが、市長やファンからの反発が続出している。

グリーンウッドは過去に逮捕されたことがあり、移籍に対する不満が広がっている。

マンUとの合意が決まっていたマルセイユだが、市民の抗議を受けて移籍が破談になる可能性もある。

FWグリーンウッド獲得報道にマルセイユファン猛反発 市長も参戦「獲得しないよう要請」

 フランス1部マルセイユがイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドからFWメイソン・グリーンウッド(22)を獲得することが確実になったことに地元のマルセイユ市長をはじめ、ファン、サポーターが猛反発した。

 フランスの「RMCスポーツ」など各メディアによると、グリーンウッドのマルセイユ入り報道を受けて、同市のブノワ・パヤン市長は「それは受け入れられない。マルセイユの(パブロ・ロンゴリア)会長に獲得しないように要請する。私のクラブが恥をかかされるのは嫌だ」と反発。さらに多くのファンも反対の声を上げているという。

 グリーンウッドは女性への性的暴行と暴行容疑で逮捕されるも、昨年に不起訴が決定。昨季はスペイン1部ヘタフェにレンタル移籍し、好パフォーマンスを見せた。そこでマルセイユが移籍金2700ポンド(約55億4000万円)でマンUと合意し、獲得が報じられると、各方面から不満が噴出した。

 前ブライトン指揮官でチームを率いるロベルト・デゼルビ監督は、まだ獲得が決定していないことを受けて「多くを語ることはない。彼は国際レベルの選手だ」とし「彼の過去は知らないし、何が起きたのかは正確には知らない」とし、ロンゴリア会長は「確かなことはマルセイユに来る選手は価値観を共有しなければならない。そして、善良な人を望んでいる」と語ったという。

 マルセイユはマンUとグリーンウッドと合意し、あとは発表を待つだけとみられていたが、市長や市民の抗議を受けて〝破談〟となる可能性も出てきそうだ。