パリ五輪男子準々決勝で日本vsスペイン“再戦”決定的に!! C組最終節でスペイン首位陥落の波乱

AI要約

30日に行われたパリ五輪男子サッカー競技の結果を要約すると、エジプトがスペインに2-1で勝利し、首位通過を果たした。スペインは2位での準々決勝進出が決定的となり、日本はスペインとの対戦が決まった。

波乱のC組最終節ではエジプトがスペインに勝利し、2位進出。一方、D組では日本が首位通過が濃厚となり、準々決勝でスペインとの対戦が決定的となった。

日本は2大会連続となるスペイン戦で56年ぶりのリベンジを果たす機会となり、メダル獲得に向けて意欲的な姿勢を見せている。

パリ五輪男子準々決勝で日本vsスペイン“再戦”決定的に!! C組最終節でスペイン首位陥落の波乱

[7.30 パリ五輪D組第3節 スペイン 1-2 エジプト]

 パリオリンピックの男子サッカー競技は30日、C組のグループリーグ最終節を行い、最終節の直接対決を制したエジプトが首位、敗れたスペインが2位での準々決勝進出を決めた。日本はD組首位通過の可能性が極めて高くなっている中、準々決勝では優勝候補スペインとの対戦が決定的となった。

 日本の準々決勝の対戦相手を左右するC組最終節は、波乱の幕切れとなった。

 D組はここまでスペインが2連勝で勝ち点6を獲得し、準々決勝進出を決めていた中、最終節では先発10人を入れ替えてエジプトと対戦。すると序盤からなかなかチャンスを決め切れず、前半40分にロングボールに競り負けて自陣への侵入を許すと、MFイブラヒム・アデルのミドルシュートで先制点を奪われた。

 後半は勢いを強めたスペインが優勢に試合を進めたが、FWセルヒオ・カメージョの決定的なシュートが枠を外れるなどゴールを奪うことはできずにいると、後半16分、DFジョン・パチェコの不用意なバックパスがかっさらわれ、またもアデルに決められて0-2となった。

 スペインは後半45分、クロス攻撃からFWサム・オモロディオンがヘディングシュートを決め、ようやく1点を返したが、そのまま1-2で試合はタイムアップ。スペインは最終節の敗戦でC組2位に転落し、準々決勝でD組首位との対戦が決まった。

 D組では、2連勝で準々決勝進出を決めている日本の首位通過が濃厚。日本は日本時間31日午前4時に最終節イスラエル戦を控えているが、日本がこの試合に敗れた上で、2位のパラグアイがマリに勝利し、さらに得失点差「9」をひっくり返されない限り、逆転の可能性はない。(得失点差が並んだ場合は総得点で順位決定)

 そのため、日本は最終節の結果を待たずに準々決勝でスペインと対戦する可能性が大きく高まった形。五輪でのスペイン戦が実現すれば、日本にとっては東京五輪の準決勝に続いて2大会連続。日本は前回、延長戦の末に0-1で敗れており、56年ぶりのメダル獲得に向けて避けられないリベンジの舞台となる。