女子は昨年の覇者、戸高玲奈が首位発進、男子は清野桜貴ら４人がトップ並ぶ　高校ゴルフ

＜ゴルフ：関東高校選手権夏季大会個人決勝兼全国大会予選＞◇第1日◇9日◇長野・軽井沢72ゴルフ東C（男子：入山C6760ヤード、パー70）（女子：押立C6384ヤード、パー72）◇出場：男子140人、女子136人

　女子は昨年の「関東中学選手権夏季大会」覇者・戸高玲奈（茨城・ルネサンス1年）が首位発進した。8アンダー64で自己ベストを2打更新。柳原由依（東京・共立女二2年）ら2位グループに4打差をつけた。男子は清野桜貴（東京・代々木3年）、中原拓飛（東京・明大八王子3年）、田中天晴（東京・明大中野3年）、石井健梧（埼玉・埼玉栄2年）の4人が4アンダー66でトップに並んだ。10日に最終日を行い、マッチングスコアカード方式により、シードを除く上位男子37人、同女子35人が8月8、9日に栃木・宇都宮市のサンヒルズCCで行われる「全国高校ゴルフ選手権」個人の部に進む。

　○‥戸高が8バーディー、ノーボギーの完璧な内容で、中学と高校をまたいでの関東夏季大会連覇に王手をかけた。最初のバーディーは4番137ヤードのパー3。9番アイアンで30センチのベタピンにつけて、難なく沈めた。これで流れをつかむと前半は7、8番で連続バーディー。後半は10番パー4のチップインバーディーで勢いに乗り、何と13～16番では4連続バーディーの離れ業だ。172センチの長身で、ドライバーの平均飛距離260ヤードという武器を持ちながらも、「ボギーを打たず、イーブンで回る気持ち」で、肩の力を抜いてプレー。ビッグスコアにつなげた。これで優勝濃厚となったが「最終日は苦手なので、明日もイーブンを狙っていく」という。戸高はこの日同様の普段着プレーで”連覇”を目指す。

　○‥清野は5バーディー、1ボギー。「目標通りの4アンダー」に笑顔を見せた。この日は「悪くてもパー狙い」で、ドライバーを持ったのは6ホールだけ。15ホールでパーオンし、好スコアにつなげた。「ティーショットが安定し、毎回フェアウエーから打てた」と自身のコースマネジメントに納得顔。最終日はもちろん優勝を狙う。目標は「2日間で8アンダー。それで負けたらしょうがない」と清野はマイペースでVロードを走ることを誓った。

　＜男子上位成績＞

　【1位】中原拓飛（東京・明大八王子3年）＝66（34・32）

　【1位】田中天晴（東京・明大中野3年）＝66（34・32）

　【1位】清野桜貴（東京・代々木3年）＝66（33・33）

　【1位】石井健梧（埼玉・埼玉栄2年）＝66（31・35）

　【5位】佐藤ミラー（栃木・佐野日大1年）＝67（34・33）

　【5位】水沼勇太（栃木・作新学院1年）＝67（33・34）

　＜女子上位成績＞

　【1位】戸高玲奈（茨城・ルネサンス1年）＝64（31・33）

　【2位】柳原由依（東京・共立女二2年）＝68（33・35）

　【2位】鶴瀬楓彩（千葉・千葉黎明3年）＝68（33・35）

　【2位】松原柊亜（茨城・日本ウェルネス3年）＝68（32・36）

　【4位】谷寧々（群馬・前橋育英3年）＝70（33・37）

　※同スコアの順位はマッチングスコアカード方式による