マンシーの復帰が遅れるドジャース、三塁手のトレードが必要? あるいはキューバの英雄の息子を抜てきか

AI要約

ドジャースのマックス・マンシー三塁手の復帰が遅れており、トレードデッドラインまでに三塁手の獲得が必要になる可能性がある。

マンシーの脇腹痛の負傷は回復が遅れ、チームはポジションの穴を埋めるのに苦労している。

ミゲル・バルガスが新たな候補者として浮上し、ジェイソン・ヘイワードの負傷欠場により活躍の場を広げている。

マンシーの復帰が遅れるドジャース、三塁手のトレードが必要? あるいはキューバの英雄の息子を抜てきか

 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が、ドジャースのマックス・マンシー三塁手の復帰が遅れており、トレードデッドラインまでに三塁手の獲得が必要になるかもしれないと報じている。

 5月に脇腹痛で負傷者リストに入った時は最短で戻る可能性も示唆されていたが、甘くはなかった。無理に練習を続けたことが裏目に出たのだろう。7月になっても良くならない。先週末、デーブ・ロバーツ監督はマンシーがバットを振るのをやめたと明かしている。「進展はありません。不快感や痛みが続いており、同じ感覚が続いています」

 ドジャースはポジションの穴を埋めるのに苦労している。最近ではベテランのクリス・テーラーが試され、7日のブルワーズ戦で本塁打を放ったが、今季の打率は・155と低いままだ。チーム内での新たな候補者はミゲル・バルガス(24)。父親ラザロ・バルガス三塁手は、92年のバルセロナ五輪で五輪史上初のサイクル安打を記録するなど、キューバの五輪連覇をけん引。英雄としてキューバで切手にもなった人物だ。ミゲルもマイナー時代に三塁を守った経験がある。

 現在、ジェイソン・ヘイワードの負傷欠場により、左翼で出場の機会が増え、ブルワーズとのシリーズでは2本塁打を含む3安打と活躍した。シーズン成績も打席数は少ないが、打率・319、出塁率・377、長打率・596と悪くない。バルガスは「このようなチャンスを得るために、我慢して練習に取り組んできました」と話す。首脳陣の判断で三塁での守備練習も始めている。トレードデッドラインまであと3週間。ドジャースの決断やいかに。

(奥田 秀樹通信員)