「富岡魂」でメダル獲得へ パリ五輪バド代表の壮行会

AI要約

福島県富岡町の町立富岡一中に在籍していた5人のパリ五輪バドミントン代表が壮行会に出席し、避難生活を経験した経緯と共に「富岡魂」を胸に活躍する決意を示した。

渡辺勇大選手と東野有紗選手は、混合ダブルスでの東京五輪銅メダルを誇りに、金メダルを獲得する意欲を述べた。

大堀彩選手、保木卓朗選手、小林優吾選手も同様に富岡一中出身であり、原発事故後は猪苗代町で競技を続けてきたことが紹介された。

 福島県富岡町の町立富岡一中に在籍していた2011年3月、東京電力福島第1原発事故が起き、避難生活も経験したパリ五輪バドミントン代表の5人が3日、同町の壮行会に出席し「富岡魂」を抱いて活躍すると誓った。混合ダブルスで東京五輪銅メダルだった渡辺勇大選手(27)、東野有紗選手(27)は「金メダルを取って帰ってきたい」と述べた。

 ほか3人は女子シングルスの大堀彩選手(27)、男子ダブルスの保木卓朗選手(28)と小林優吾選手(28)。5人はいずれも富岡一中、富岡高バドミントン部出身で、原発事故後は同県猪苗代町に避難し競技を続けた。

 この日は富岡町民ら約600人が拍手や歓声で出迎えた。