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【プロキオンS】ブラックアーメット、ベストの舞台で一発狙う! 主戦・泉谷も期待ふくらむ
第29回プロキオンSの出走馬は前走を勝った2頭のみ。ヤマニンウルスとブラックアーメットが注目されている。
ブラックアーメットは6歳の調教も絶好調で、小倉コースの適性も高く、一発を狙う展開だ。
ブラックアーメットの条件変更による舞台変更を歓迎し、角田師や主戦の泉谷からは期待が高まっている。
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◇「第29回プロキオンS」(G3・7日・小倉・ダート1700メートル)
出走馬で前走を勝っているのは2頭のみ。1頭は1番人気が確実視されるヤマニンウルスで、もう1頭が吾妻小富士S(福島)を制したブラックアーメットだ。6歳になっても調教の動きが絶好で今が充実期。小倉コースへの適性もあり、出来の良さを生かして一発を狙う。
小回りのダート1700メートルはベストの舞台。本来であれば、中京のダート1400メートルで行われるプロキオンSだが、今年は小倉で施行される。この条件変更を喜んでいるのがブラックアーメットの角田師だ。
「中京の千四だったら、たぶん付いて行けないし、届かない。その点、千七なら。小回りは流れが速くなりやすいし、小倉でやれるのはいいね」。快勝を飾った前走の吾妻小富士Sがダート1700メートル。福島から小倉にコースは変わるが、形態が似ているし実際にこの条件での勝ち鞍もある。直線が短いため、早めに仕掛ける馬が多く、後ろから行くブラックアーメットにとっては、展開の恩恵を受けやすいメリットがある。
状態面にも自信ありだ。栗東CWで行われた27日の1週前追い切りで6F76秒9と自己ベストを更新する破格の時計をマークした。「前走から1週前にしっかり時計を出す調教に変えている。それがいいんだろうね。今回もいい状態で出せると思う」と指揮官は目を細める。
引き続き手綱を取る主戦の泉谷も「前回は僕が乗った中で、これまでで一番いい状態だと思いました。強かったですし、小倉も合うので重賞でも」と期待大。前走同様、直線で鋭い末脚を繰り出し、悲願の重賞初Vを決めてみせる。