カワサキ、新型『KX250/KX250X』を含む競技用オフロード9車種の2025年モデルを発表

AI要約

カワサキモータースジャパンは7月1日、競技用オフロードバイクの2025年モデルを発表。新型KX250はフルモデルチェンジを果たし、性能がさらに向上。KX450シリーズもエンジンマッピングやテクノロジーの面で進化している。

小排気量クラスやキッズモトクロッサーモデルもグラフィックを変更し、安全性や利便性を重視。また、KLX110R Lはオフロードのエントリーモデルとしてスポーティな走りを提供。

2025年モデルの各車種は、2024年8月3日から発売予定。詳細はカワサキモータースジャパンの公式ページをチェック。

カワサキ、新型『KX250/KX250X』を含む競技用オフロード9車種の2025年モデルを発表

 カワサキモータースジャパンは7月1日、競技用オフロードバイク『KX250』『KX250X』『KX450』『KX450X』『KX112』『KX85』『KX85 L』『KX65』『KLX110R L』の2025年モデルを2024年8月3日(土)から発売すると発表した。

■KX250/KX250X

 カワサキのモトクロッサー『KX250』はチャンピオンを生み出すことを使命とし、ファクトリーマシンからのフィードバックを取り入れながら研鑽を続けてきた競技専用モデルだ。

 2025年モデルの『KX250』は、さらなる性能を求めてフルモデルチェンジを実施。ひとつ車格の大きい『KX450』のものをリファインしたアルミペリメターフレームを採用し、直進安定性と俊敏なハンドリングを高い次元で両立させた。

 また、エンジンには新たに一軸バランサーを搭載し、吸排気ポートをシンメトリー配置として吸排気効率を向上させることで低回転域からトップエンドまで力強いパワーを発揮する。そして、従前モデルではエンジンマッピングの変更にカプラーの付け替えが必要だったが、2025年モデルはスマートフォンから調整することが可能となった。

 『KX250』のフルモデルチェンジを受けてクロスカントリー仕様の『KX250X』も刷新。ベースとなる『KX250』との主な違いは、フロント21インチ/リヤ18インチのホイールとエンデューロタイヤの採用、そしてサイドスタンドの装備だ。またサスペンションやエンジンも専用のセッティングが施されており、過酷な路面やトリッキーなコンディションにも対応できるモデルに仕上がっている。

 戦闘力を引き上げた新型『KX250』のメーカー希望小売価格は90万2000円(税込)、『KX250X』は92万4000円(税込)で、カラー展開はライムグリーンの1色のみだ。

■KX450/KX450X

 『KX450』は、勝つことを最大の目標として開発されたKXシリーズのトップモデル。瞬時の加速を生み出す4ストローク水冷DOHCエンジンは、エアクリーナーボックスからシリンダーヘッドまで直線的な吸気経路を形成し、エキゾーストポートも対称位置に配することで優れた吸排気効率を実現している。

 また、スマートフォンアプリからエンジンマッピングにアクセスしてコースに応じたエンジン特性を選択できるほか、パワーモードやローンチコントロール、KTRC(カワサキトラクションコントロール)を搭載。カワサキのテクノロジーが結集したモデルとなっている。

 そして『KX450』ベースのクロスカントリー仕様が『KX450X』だ。こちらも『KX250X』同様、フロント21インチ/リヤ18インチのエンデューロタイヤ装着ホイール、便利なサイドスタンドを装備している。

 2025年モデルの『KX450』『KX450X』は、グラフィックの変更のほか、車体重量も変更され『KX450』が112.9kg、『KX450X』が113.7kgとそれぞれ0.3kg増加した。カラー展開はライムグリーンの1色で、メーカー希望小売価格は『KX450』が108万9000円(税込)、『KX450X』が111万1000円(税込)となっている。

■KX112/KX85/KX85L/KX65

 水冷2ストロークエンジン搭載の小排気量クラスモデル及びキッズモトクロッサーモデルもグラフィックを変更する。いずれの車種もカラー展開はライムグリーンの1色のみ。メーカー希望小売価格は『KX112』が53万9000円(税込)、『KX85』が50万6000円(税込)、『KX85L』が51万7000円(税込)、『KX65』が39万500円(税込)となっている。

■KLX110R L

 『KLX110R L』は水冷4ストロークSOHC単気筒エンジンと4速ミッションを搭載したオフロードのエントリーモデルだ。エレクトリックスターターやスロットルの開け過ぎを防ぐストッパー、大型のチェーンガイドやヒートプロテクターなどを装備し、安全性や利便性を確保することでオフロード走行をよりスポーティに楽しむことができる仕様となっている。

 2025年モデルの『KLX110R L』はグラフィックの変更が施され、カラーはライムグリーンとバトルグレーの2色を用意。メーカー希望小売価格は29万7000円(税込)となっている。

 フルモデルチェンジされた『KX250/KX250X』をはじめとする2025年モデルのカワサキのオフロード車種たちは、カワサキ正規取扱店、オフロードエントリーショップにて2024年8月3日(土)に発売となる。各車両の詳細についてはカワサキモータースジャパンの公式ページ(https://www.kawasaki-motors.com/)を確認してほしい。

[オートスポーツweb 2024年07月02日]