トップ10進出のペースはあったのに……角田裕毅、予選14番手に納得いかず「かなり残念」|F1オーストリアGP
RBの角田裕毅がオーストリアGP予選でQ2敗退したショッキングな結果に。自身のミスを認め、残念がる。
角田はQ3進出の可能性があったが、1つのミスでそのチャンスを逃し、後悔している。
エンジンの問題にも言及し、古いエンジンの影響で苦しんでいることを語った。
レッドブルリンクで開催されているF1オーストリアGP。予選でRBの角田裕毅は14番手に留まり、Q2敗退となった。
角田としては、今回のRBのマシン”VCARB01”にはトップ10入りするだけのポテンシャルがあったという。それだけに「かなり残念だ」と口にした。
前戦スペインGPでの失速から1週間後のオーストリアGP。スプリントフォーマットでの開催により、各チームはF1スプリントでのデータを基にマシンに微調整を加え、本戦用の予選セッションに挑んだ。
RBの角田とダニエル・リカルドはそれぞれ8番手、9番手でQ1を突破。調子が上向いたかに思われたが、Q2では僅差の争いの中でリカルドが11番手、角田が14番手とQ3に駒を進めることができなかった。
ターン6からターン7にかけてラップタイムを失った角田。14番手という結果は自身のミスだとして「かなり残念だ」と明かした。
「今日に関してはQ3に進出するペースはありましたし、マシンセットアップも直近のセッションの中ではベストだったと思います」
予選を終えて角田はそう語った。
「全てをまとめ上げることができませんでした。正直に言って、それは僕のミスです。残念なのは間違いありません」
ただ角田は、スペインGPと比べてマシンのフィーリングは良くなったと続けた。
「良くなっていると思います。今回はQ3進出のペースがあったと言った通りですが……(Q3進出を逃したのは)どちらかと言うと僕のせいですね」
なお、角田は予選前のF1スプリントに先立ち、パワーユニット(PU)を古いモノへ載せ替えていたが、これは“仕方のない”ことだったという。
「正直に言うと、少し古いです。僕のエンジンは1番古くて、ここで載せるには理想的ではありませんが、仕方なく搭載することになりました」と角田は説明した。
「しかしホンダはかなりプッシュしてくれましたし、チームも可能な限りプッシュしてくれました。でも1番古いエンジンなんです」