【陸上】高3の落合晃、男子800m日本記録に迫る1分45秒82で決勝へ「パリ五輪がターゲット」

AI要約

男子800メートル予選で落合晃が1分45秒82を記録し、全体トップのタイムで決勝進出。

U20日本記録を更新する走りで、パリ五輪参加を目指す決意を示す。

新星落合晃と久保凜が中距離界で注目を集め、夢舞台への扉を開く。

 ◇陸上・日本選手権第3日(2024年6月29日 新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子800メートル予選が行われ、落合晃(こう、滋賀学園高3年)が1分45秒82をマークして1組1着となり、全体トップのタイムで決勝に進んだ。

 このタイムはU20日本記録で大会新記録。川元奨、源裕貴の持つ日本記録(1分45秒75)にも迫るタイムを叩き出した。

 これまでの自己ベスト(1分46秒54)を更新する走りに、本人は「だいたい、それぐらいのタイムで、ベスト近くでいっているのかなと思っていた」と涼しい顔。「パリをターゲットにしているので」と続けた。

 パリ五輪の参加標準記録は1分44秒70。昨夏の全国高校総体で手応えをつかみ、パリ五輪を見据えて1年間、努力を続けてきた。久保凜(東大阪大敬愛高2年)とともに中距離界で注目を集める新星が、決勝で夢舞台への扉をこじ開ける。