【陸上】男子100メートル2枠目争う柳田、小池ら 桐生はどこまで復調できるかが鍵/見どころ

AI要約

男子100メートルの出場枠争いが激化している。20歳の柳田が注目される中、坂井や小池、桐生らも出場を目指す。パリ五輪代表内定の条件も厳しい。

男子110メートル障害では村竹が注目される。走り幅跳びでは橋岡や秦が内定のチャンス。女子やり投げでは北口が今季ベストを更新し、期待が高まる。

パリ五輪代表内定条件は厳しく、標準記録突破後に優勝しなければならない。成績や世界ランキングも代表入りの鍵となる。

【陸上】男子100メートル2枠目争う柳田、小池ら 桐生はどこまで復調できるかが鍵/見どころ

 注目の男子100メートルの出場枠は残り2枠。パリ代表に内定済みのサニブラウンや出場を断念した東京オリンピック(五輪)代表の山縣、多田が不在の中、2枠目争いの1番手には20歳の柳田がつける。

 今季はシーズン初戦で自己タイの10秒02を記録。今月15日には追い風3・5メートルの参考記録ながら9秒97をマークした。世界選手権に22年から2大会連続出場の坂井は、5月に10秒10を記録。自己ベスト9秒98の小池は4月に10秒11、6月に10秒15を出した。五輪3大会連続出場がかかる桐生は今季ベストが10秒36で、どこまで復調できるかが鍵となる。

 同じく残り2枠の男子110メートル障害は、日本記録保持者の村竹に注目。走り幅跳びは男子の橋岡、女子の秦ともに、優勝すれば一発内定となる。女子やり投げは、昨夏の世界選手権金メダルでパリ行きを決めている北口が出場。22日に今季ベストの64メートル28をマークしており、本番に向けさらに弾みをつける一投が期待される。

 ◆パリ五輪代表内定条件 各種目の出場枠は最大3。30日までに参加標準記録を突破した上で、優勝すれば即内定。標準未突破や2位以下でも、今大会の成績や6月末時点の世界ランキング次第で代表入りとなる。