大谷翔平、豪快アーチはどこいった?晴天の空でも見えなくなるほどの超高角度打球 ドーム球場なら天井直撃間違いなし

AI要約

ロサンゼルスの澄み切った青空の下で、ドジャース大谷翔平投手が2打席連発の19号ソロを含む3本のホームランを放ち活躍した。

大谷は特大アーチや超高角度の打球を連発し、超人的なパワーを見せつけた。

バレルの概念を超える特異な打球を放ちながらも、メジャー屈指のパワーで安定した打撃を見せつけた。

大谷翔平、豪快アーチはどこいった?晴天の空でも見えなくなるほどの超高角度打球 ドーム球場なら天井直撃間違いなし

【MLB】ドジャース3-0ロイヤルズ(6月16日・日本時間17日/ロサンゼルス)

 ロサンゼルスの澄み切った青空なのに、打球が見えなくなるほど高く飛んでいった。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し3回に4試合ぶりの18号ソロを放つと、6回には2打席連発の19号ソロも放った。18号も飛距離137メートルに達する特大弾だったが、19号は高々と打ち上げボールの行方を見失ってしまうほど。ドーム球場であれば天井にぶつかっていただろう、超高角度の打球となった。

 日曜日の午後、現地は「父の日」という中で行われた一戦は、試合開始前から雲一つないような快晴。ファンからすれば野球観戦日和というような天気だった。この気持ちいい環境で大活躍したのが大谷。第1打席はじっくりと四球を選ぶと、第2打席はカウント2-1から甘く入ってきたシンカーをフルスイングし、左中間スタンド深くへ飛距離約137メートルの特大アーチを放って、球場のファンを騒然とさせた。

 例年6月に調子を上げることから「ミスター・ジュン」とも呼ばれる力は、次の打席でも発揮された。今度は内角低めに入ってきた初球のスライダーを、ゴルフスイングでもするかのように思い切りすくい上げると、打球は39度という角度で飛び出し、ライト上空の青い空へと向かっていった。あまりの高さに晴天ながら、中継映像でもどこにボールがあるか確認するのも難しいほど。風などに押し戻されることもなく、打球はそのままライトスタンドへと落下した。

 メジャーで重視されている打球に質に関する「バレル」であれば、39度という角度は“上がりすぎ”の範囲で、その分打球速度を伴わなければ平凡なフライに終わってしまうところだが、そこはパワーもメジャー屈指の大谷。110.7マイル(約178.2キロ)で打ち上げすぎた分の飛距離も稼ぎ、飛距離約122メートルのホームランにしてしまった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)