「泣いた」試合中の心停止から1100日、奇跡の復活弾にスタジアム大興奮 前回大会で卒倒したデンマーク代表エリクセンがEURO初戦で感動のゴール&プレーヤー・オブ・ザ・マッチ選出「こんなことってあるんだな!」

AI要約

奇跡の復活を遂げた不屈の男が、1100日ぶりの大舞台で最高の結果を残した。

2021年の前回大会で心停止を起こしたデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが今大会の初戦でゴールを挙げ、感動を呼んだ。

デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンは1100日後、スロベニア代表との試合でゴールを挙げ、大歓声を浴びた。

「泣いた」試合中の心停止から1100日、奇跡の復活弾にスタジアム大興奮 前回大会で卒倒したデンマーク代表エリクセンがEURO初戦で感動のゴール&プレーヤー・オブ・ザ・マッチ選出「こんなことってあるんだな!」

【UEFA EURO 2024】スロベニア代表1-1デンマーク代表(日本時間6月17日/シュトゥットガルト・アレーナ)

 奇跡の復活を遂げた不屈の男が、1100日ぶりの大舞台で最高の結果を残した。UEFA EURO 2020で試合中に心停止となったデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンが、今大会の初戦でゴールを挙げると、ファンからは「おかえりエリクセン!」「この時を待っていた」「泣いた」と温かい言葉が送られた。

 2021年に行われた前回大会で、デンマーク代表としてプレーしたエリクセン。フィンランド戦の前半に心停止を起こしてピッチに倒れ込んだ。一時は生死を彷徨っていた状態だったが、幸い大事には至らずに植込み型除細動器を着用し、ピッチにカムバックしている。

 今大会のデンマーク代表にも選出されたエリクセンは、悪夢から1100日後となる日本時間17日に初戦のスロベニア戦でスタメン出場を果たした。

 すると17分に待望の瞬間が訪れる。

 右サイドのスローインを獲得したデンマークはクイックスタートからスロベニア陣内に攻め込む。ヨナス・ヴィンのヒールパスに合わせて走り込んだエリクセンは、胸トラップから右足を一閃。これがゴールネットを揺らすと、スタジアムは大歓声に包まれた。

 ABEMAのコメント欄でも「おかえりエリクセン!」「復活のゴールや涙」「これはドラマ化できるだろ」「みんな大好きエリクセン」「崩しも最高だし、背景含めてベストゴールだな」などエリクセンを称賛するコメントで溢れた。

 試合は終盤にスロベニアが同点ゴールを挙げて1-1のドローに終わったが、エリクセンはこの試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。

 試合後、エリクセンはUEFA公式サイトに「今回のEUROでの私のストーリーは前回とは全く異なる。幸運なことにあれから時間も経って、試合に臨むにあたって自信もあった。プレーできることをただただ幸せに感じているよ。EUROでプレーすることは特別なんだ」とコメント。感慨深い復活劇となったようだ。

(ABEMA/UEFA EURO 2024)