イタリア代表のEURO連覇はある? EURO2008のギリシャ以降では最も期待が低いと辛口評価も

AI要約

イタリア代表のEURO2024連覇への可能性について、データサイト『WhoScored』の見解やチームの現状、グループBの組み合わせなどを踏まえた検証が行われている。

ベテラン選手の抜けたイタリア代表は若手中心のフレッシュな構成であり、経験値の面で不安が残るが、新たな可能性も秘めている。

イタリアは死の組とされるグループBに位置し、アルバニアとの初戦では守備力の高さに警戒が必要である。連覇への挑戦は不安要素もあるが、可能性は依然として残る。

イタリア代表のEURO連覇はある? EURO2008のギリシャ以降では最も期待が低いと辛口評価も

今回のEURO2024に前回王者として参戦するイタリア代表に連覇はあるだろうか。

失礼ではあるが、データサイト『WhoScored』は2008年大会のギリシャ以降では最も連覇の期待が低いチームとイタリアを紹介している。EURO2008にはギリシャが前回王者として臨んだが、EURO2004でギリシャの優勝を予想していた人はほとんどいなかった。

実際にギリシャは続くEURO2008でグループ3連敗で姿を消していて、そこに王者の面影はなかった。

果たして今回のイタリアはどうか。前回大会ではロベルト・マンチーニが指揮していたが、当時のチームからはDFジョルジョ・キエッリーニ、レオナルド・ボヌッチ、MFマルコ・ヴェッラッティ、FWチーロ・インモービレ、ロレンツォ・インシーニェといったベテラン選手が抜けている。

今大会のイタリアはかなりフレッシュな構成で、代表キャップ数が一桁の選手が11人もいる。同サイトはこの人選が良い方向へ向かうか疑問を投げかけており、チーム全体の経験値はやや物足りないか。

また今大会のイタリアの場合、気になるのが組み合わせだ。イタリアが入るグループBはいわゆる『死の組』であり、スペイン、クロアチア、アルバニアと同居している。初戦の相手はアルバニアで、グループ内では格下だ。しかし、アルバニアは欧州予選で失点を僅か4点に抑えたほど守備が安定していて、油断ならない不気味な相手だ。

前回大会で途中から救世主となったFWフェデリコ・キエーザは所属するユヴェントスで思うようなシーズンを過ごせず、インモービレのいないセンターフォワードはまだまだ明確な存在がいない。不安要素も多いが、イタリアは連覇への道を歩めるだろうか。