シュツットガルト・伊藤洋輝、バイエルン移籍決定 日本人史上2番目の移籍金51億円で4年契約

AI要約

ドイツ1部シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)が、バイエルン・ミュンヘンに移籍することが決まった。移籍金は日本選手史上2番目の高額で、貴重なセンターバックとして活躍する伊藤がチームを支えていた。

Bミュンヘンはリーグ連覇がストップした中、ビルドアップ能力に優れた日本代表DFに注目。伊藤の願いが実現し、とにかくネームバリューのあるクラブへの移籍となった。

伊藤は静岡県出身の25歳で、磐田の下部組織で育ち、名古屋に期限付き移籍後、シュツットガルトに移籍。日本代表デビューも果たし、1メートル88の左利きのDFとして活躍中。

 ドイツ1部シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)が、同国の名門バイエルン・ミュンヘンに移籍することが決まった。13日に両クラブが公式サイトで発表した。4年契約で移籍金3000万ユーロ(約51億円)は19年に同3500万ユーロでカタール1部アルドハイルに移籍したMF中島翔哉に次ぐ日本選手史上2番目の高額となる。

 伊藤はシュツットガルト加入3季目の今季、リーグ戦26試合に出場した。貴重な左利きのセンターバックで、サイドバックもこなす万能性を発揮。2位に躍進したチームを最終ラインから支えて評価を高め、トットナムも獲得に動いていると報じられていた。

 Bミュンヘンは今季3位に終わり、リーグ連覇が11でストップ。巻き返しの準備を整える中、ビルドアップ能力に優れた日本代表DFに白羽の矢を立てた。伊藤は「とにかくネームバリューのあるクラブに行きたい」と話しており、その願いがついに実現した。

 ◇伊藤 洋輝(いとう・ひろき)1999年(平11)5月12日生まれ、静岡県出身の25歳。磐田の下部組織で育ち、17年トップ昇格。19年名古屋に期限付き移籍し、20年に復帰。21年7月シュツットガルトに期限付き移籍し、22年5月完全移籍。23年8月に契約を27年まで延長した。22年6月のパラグアイ戦で日本代表デビューし、国際Aマッチ19試合1得点。1メートル88、84キロ。利き足は左。

 ▽バイエルン・ミュンヘン 1900年創設。本拠地はミュンヘン。ドイツ1部優勝33回、ドイツ杯優勝20回はともに最多。欧州CL優勝6回。11~12年にFW宇佐美貴史(G大阪)が所属。ドイツ代表GKノイアー、同MFキミヒ、イングランド代表FWケーンらが在籍。ホームスタジアムはアリアンツ・アレナ(約7万人収容)。