伊藤洋輝がバイエルン移籍へ DF金玟哉と日韓CBコンビに期待 移籍金は50億円超

AI要約

ドイツ1部シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)がバイエルン・ミュンヘンへの移籍が決定的になりつつある。

伊藤は高い守備力とユーティリティー性が評価されており、今シーズンチームの主力として活躍。

移籍金は3000万ユーロ、契約は近日中にも成立する見通しであり、Bミュンヘンでのプレーが期待されている。

伊藤洋輝がバイエルン移籍へ DF金玟哉と日韓CBコンビに期待 移籍金は50億円超

 ドイツ1部シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)が同リーグの強豪バイエルン・ミュンヘンに移籍する可能性が高まっている。

 2021年にJ1磐田からシュツットガルト入りした伊藤についてドイツ紙「ビルド」のトビー・アルトシェフル記者は12日(日本時間13日)に自身のX(旧ツイッター)を更新し「シュツットガルトの伊藤洋輝はBミュンヘンに移籍することになった。あとは契約書にサインするだけだ」と指摘し「契約条項により移籍金は3000ユーロ(約50億7000万円)となる」と伝えた。

 さらに移籍市場に精通するイタリア人のファブリツィオ・ロマーノ記者も自身のXで「伊藤洋輝がバイエルンへの移籍が決まった。選手と5年契約で合意、次はメディカルテストへ」と記し、海外メディア「ONE FOOTBALL」は「バイエルンがトットナムとの競争を制した」とし「契約はほぼ完了し、3000万ユーロとされる退団条項が発動されるため、伊藤はバイエルンにとって今夏初の移籍選手となる」と報じていた。

 左利きの伊藤は今季リーグ2位に大躍進したチームの主力として活躍。1対1の強さなど、高い守備力とともにセンターバックやサイドバックをこなせるユーティリティーさが評価されている。Bミュンヘン以外にもイングランド・プレミアリーグのトットナムやオランダ1部アヤックスが今夏の獲得に向けて伊藤に興味を示していた。

 今シーズン無冠に終わったBミュンヘンは、元ベルギー代表DFバンサン・コンパニ監督を迎えて積極補強を計画。伊藤についても満額の移籍金を支払う準備があり、すでにクラブ間交渉に取り組んでいる模様で近日中にも正式契約を結ぶとみられる。また、同クラブには韓国代表DF金玟哉(27)が所属しており、伊藤の加入が決まればセンターバックで〝日韓コンビ〟の結成も期待されそうだ。

 BミュンヘンにはかつてMF宇佐美貴史(G大阪)が所属していた。伊藤は欧州チャンピオンズリーグ(CL)でプレーすることを切望している中、ドイツ屈指のビッグクラブでプレーすることになるだろうか。