【大学選手権】天理大が7年ぶり8強入り 4番の石飛智洋が大会タイ記録の7打席連続安打

AI要約

天理大が八戸学院大に圧勝し、2017年以来の8強進出を果たした。

石飛智洋選手が打撃でチームを牽引し、記録を更新している。

次戦は帝京大か関学大と対戦し、勝ち上がるため全員で勝利にこだわる意気込み。

【大学選手権】天理大が7年ぶり8強入り 4番の石飛智洋が大会タイ記録の7打席連続安打

◇報知新聞社後援 第73回全日本大学野球選手権▽2回戦 天理大11X―1八戸学院大=5回コールド=(12日・神宮)

 天理大(阪神大学)が、打線が10安打11得点をたたきだし、八戸学院大(北東北大学)に大勝。2戦連続コールド勝ちで、2017年以来7年ぶりの8強進出を決めた。

 初回2死二塁、4番の石飛智洋右翼手(4年=出雲西)が左中間へ適時二塁打を放ち先制すると、追い付かれた直後の4回無死一塁で再び石飛が勝ち越しの二塁打。その後の二死満塁で3番の天野航也遊撃手(4年=報徳学園)にも走者一掃の二塁打が飛び出した。さらに続く石飛がこの日3本目となる適時二塁打で、この回に計8点を追加。5回にも2点を加え、コールド勝利となった。

 4番の石飛は、11日の初戦で本塁打含む4打数4安打3打点と大暴れ。勢いは止まらず、この日も3打数3安打3打点をマークし、4回の3打席目に放った二塁打で、2000年に亜細亜大の藤谷大樹が記録した7打席連続安打に並んだ。さらに、1イニング2安打、1試合3本の二塁打も大会タイ記録。記録ずくめにも石飛は「あまり記録は意識していない。1打席1打席集中して打席を作っていこうって思った結果が連続安打や二塁打の記録につながったので良かったかなと思います」と、落ち着いた様子で振り返った。

 準々決勝は帝京大(首都大学)―関学大(関西学生)の勝者と対戦。大学選手権は3度の8強が最高成績で、三幣寛志監督は「誰がというよりは全員で、勝ちにこだわっていきたい」と意気込んだ。