遠藤航、シリア戦で3バックの完成度高める! 「選択肢は持っておくべき。しっかり勝って締めたい」

AI要約

日本代表はシリアとのW杯アジア2次予選に向けて攻撃的な3バックの完成度を高める最終調整を行った。

遠藤航主将は新布陣の精度向上に意欲を示し、チーム力向上を目指す。

シリアは2次予選敗退の危険性を背負い、日本との試合で士気の高いプレーが予想される。

遠藤航、シリア戦で3バックの完成度高める! 「選択肢は持っておくべき。しっかり勝って締めたい」

サッカー・日本代表公式練習(10日、エディオンピースウイング広島)国際サッカー連盟(FIFA)ランキング18位の日本はシリア(同89位)との2026年W杯アジア2次予選B組最終第6戦(11日午後7時10分開始)に向けて、試合会場で冒頭15分のみ公開して最終調整した。日本はB組1位で最終予選進出を既に決めており、主将のMF遠藤航(31)=リバプール=はチームが取り組んでいる攻撃的な3バックの完成度をさらに高めることを誓った。

最終予選、その先のW杯本大会を戦う上で、攻撃的な3バックは日本の武器になる。主将のMF遠藤が新布陣の精度、完成度をより高め、チーム力向上につなげる。

「前回はかなり感触がよかったと思うし、オプションを作るという意味でもいいトライだった。誰がどこにプレッシャーをかけにいくのかを整理したが、試合では自分を中心にうまくオーガナイズしていけたらいい」

6日のミャンマー戦では両ウイングが高い位置を取り、縦に速い攻撃を仕掛けるスタイルに初挑戦した。森保監督は「戦術の浸透度を上げていけるようにトライしたい」と、シリア戦でも攻撃的な3バックの採用を明言。遠藤も「アジアだけでなく強豪国に勝っていく上でも、そういう選択肢は持っておくべき。それができるだけの能力の選手がそろっている」と同調した。

「とにかく最後、しっかり勝って締めたい」。シリアは日本に敗れると2次予選敗退の可能性があるため、したたかにカウンターを狙ってくるはず。士気の高い相手を退け、2次予選を全勝突破して次のステージにつなげる。(西垣戸理大)

★パリ五輪出場に意欲 遠藤は24歳以上のオーバーエージ(OA)枠で出場が見込まれるパリ五輪についても言及。「今は選ばれたら行きたいと思っているスタンス。最終的にはクラブと監督が決断をすることで、何も決まっていない。僕としても、そういう段階ですね」と説明した。これまでも五輪出場に意欲を示しており、変わらぬスタンスを貫いた。

★W杯アジア2次予選B組の状況 日本はすでに5戦全勝の勝ち点15で1位突破が決まっている。最終予選進出がかかる2位争いは目が離せない。最終戦を日本と戦う2位のシリアは2勝1分け2敗の勝ち点7、ミャンマーと戦う3位の北朝鮮は2勝3敗の勝ち点6。順位が入れ替わる可能性がある。北朝鮮はアウェーでミャンマーに6-1で勝っており、シリアはホーム(第3国の中立地)で日本に0-5で負けている。