広島・松山竜平、決勝打に「鹿児島のばあちゃん、天国のじいちゃん、俺、やったよー!」チームは首位キープ

AI要約

広島がロッテを4-1で下し、松山の決勝打で首位を維持。松山は38歳で感情爆発。新井監督も選手の活躍を称賛。

広島OBの木村昇吾さんがクリケットバットを寄付。松山はティー打撃で使い、決勝打につなげる。

広島が7年ぶりのロッテ勝ち越しを果たし、交流戦を3試合残して首位争いを展開。大瀬良の無安打無得点も話題に。

広島・松山竜平、決勝打に「鹿児島のばあちゃん、天国のじいちゃん、俺、やったよー!」チームは首位キープ

(日本生命セ・パ交流戦、広島4ー1ロッテ、3回戦、広島2勝1敗、9日、マツダ)中堅手・高部のダイビングキャッチも届かない。左中間に打球が抜けると、大歓声がわき起こった。広島・松山竜平外野手(38)の決勝打で首位の座をキープ。約1カ月ぶりのお立ち台ではおなじみのセリフを叫んだ。

「鹿児島のばあちゃん、天国のじいちゃん、俺、やったよー!」

降雨の影響で、15分遅れの午後1時45分から試合が始まった。代打での出番は1─1の八回1死一、二塁。沢田の直球を振り抜いた。二塁へ到達した球団最年長38歳は思わず感情を爆発させた。

激戦をモノにした。五回に菊池のスクイズで先制したが、七回に救援陣がつかまり、追いつかれた。八回には松山に続き秋山にも2点打が飛び出し、新井監督は「松ちゃんにしても、アキにしてもよく打ってくれた」と最敬礼だ。

5月30日には広島OBでクリケット選手に転向した木村昇吾さん(44)がクリケットバットをチームに寄付した。大谷(ドジャース)が調整で使ったことで話題となっている打撃面が平たいバットは木村さんによると「面でしっかり捉えるという形をつくるには最適」だという。松山はティー打撃で導入。5月4日のDeNA戦(マツダ)以来の決勝打に結びつけ「効果があったということにしておきましょう」とうなずいた。

チームはロッテに7年ぶりのカード勝ち越しをした。交流戦を6勝6敗に戻し、西武、楽天をそれぞれ3試合残すのみ。7日の第1戦では大瀬良が無安打無得点を達成。自慢の投手陣に松山の勝負強さが加われば、首位を死守できる。(柏村翔)