MLB屈指の怪力打者もたまらず「チッ…」山本由伸、キレッキレのスライダー ボール3個分以上離れたところをバットが通過

AI要約

ドジャースの山本由伸投手がヤンキース相手に素晴らしい投球を見せ、7回無失点7奪三振の好投を披露。

山本は4番のスタントン外野手を三振に抑えるなど、力投を見せていた。

スタントンはこの日5打数ノーヒットで、山本との対戦では2三振を喫していた。

MLB屈指の怪力打者もたまらず「チッ…」山本由伸、キレッキレのスライダー ボール3個分以上離れたところをバットが通過

【MLB】ヤンキース1-2ドジャース(6月7日・日本時間8日/ニューヨーク)

 名門・ヤンキースの4番打者もこのボールにはお手上げだ。ドジャースの山本由伸投手はこの日、ヤンキース戦に先発。スター軍団との初顔合わせとなったこの試合で、山本は7回無失点7奪三振という素晴らしい投球を見せた。

 この日の山本は初回からエンジン全開。1番打者のボルペ内野手をレフトフライに打ち取ると、続くバーデューゴ外野手には最速158キロのストレートを中心とした投球でショートゴロに。しかし、3番のジャッジ外野手にはスプリットを打たれツーベースヒットを許して2死ながらランナー二塁というピンチを背負ってしまった。

 ここで迎えたのは4番のスタントン外野手。これまでに2度の本塁打王の経験があり、メジャー通算417本塁打のスラッガー。一発を喰らう可能性は十分にあったが、山本はスタントンに対し、初球に157キロのストレートでストライクを取ると、続く2球目も高めに155キロのストレートを投じてファウルに。力でねじ伏せ、カウントを0-2と早くも追い込んでみせた。

 そして3球目、山本が投じたのは外角低めへのスライダー。外へと逃げていくボールに対しスタントンのバットは止まらずそのまま空振り。メジャー屈指の強打者を三球三振に仕留めてみせた。

 山本が投じたボールは空振りしたスタントンのバットから3個分は離れていたほど。数字で見ると、球速は88.8マイル(約142キロ)ながら、2770回転、横には6インチ(約15.2センチ)ほど変化したが、縦にはなんと36インチ(約91.4センチ)も落ちていた。これではバットの遥か下を通過するのもよくわかる。

 あっさりと空振り三振を喫したスタントンは「チッ…」とばかりに悔しそうな表情を浮かべてベンチへ。この対戦でしてやられたか、この日は5打数ノーヒット。山本との対戦では2三振を喫するという散々な結果に終わった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)