ドジャース山本由伸、強打者スタントンのバットを１５８キロツーシームで“破壊”！４回までヤ軍相手に無失点
ドジャース・山本由伸投手がヤンキース戦に先発し、無失点で３回を投げる。
山本はジャッジやスタントンを含む強力なヤンキース打線を巧みに抑えた。
ア・リーグ東地区首位のヤンキースとナ・リーグ西地区首位のドジャースの激戦が熱い。
◆米大リーグ ヤンキース―ドジャース（７日・米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム）
ドジャース・山本由伸投手（２５）が７日（日本時間８日）、敵地・ヤンキース戦に先発した。
８連勝中のヤンキース。初回、２回とも得点圏に走者を背負いながら、無失点で切り抜けた。３回は１番からの打順だったが、この試合初の３者凡退とした。２回２死から３者連続三振を奪うなど、９つのアウトのうち５つを三振で奪った。 メジャートップ２１本塁打の３番・ジャッジとの注目の初対戦は、初回２死無走者で左翼線へ二塁打を許した。３回２死での２度目の対戦では高めにボール球を散らしながら、最後はフルカウントから外角低めへのスライダーをひっかけさせ、遊ゴロに仕留めた。
４回には先頭の強打者スタントンに内角へ１５７・６キロのツーシームを投じると、詰まらせてバットを“破壊”。遊ゴロに仕留めた。後続も凡退とし、２回２死から７者連続凡退とした。
山本はポスティング制度でオリックスからメジャー移籍を目指した昨オフ、ヤンキースも最終入団候補だった。昨年１２月の個人面談では、ブーン監督が背番号「１８」が入ったピンストライプのユニホームをプレゼントし、ＯＢでＧＭ付特別アドバイザーの松井秀喜氏（４９）がビデオメッセージを送るなど獲得に尽力した経緯がある。大ブーイングも予想されたが「まあまあまあ。いつも通り投げていけたらと思います」と意気込んでいた。
また、ド軍が当地を訪れるのが１６年以来８年ぶりということもあり、ア・リーグ東地区首位ＶＳナ・リーグ西地区首位の両雄激突は異様な盛り上がりを見せた。１０月のワールドシリーズ“前哨戦”と言っても過言ではなく、ドジャースには大谷、ベッツ、フリーマン、ヤンキースにはジャッジ、スタントンとＭＶＰ経験打者が５人集結。ヤ軍にはＭＶＰ経験こそないが、新戦力の大砲・ソト（この日は先発外）も加わった。カード３連戦は全て全米中継。ＭＬＢ公式サイトでも特集記事が組まれ、ヤンキース打線に立ち向かう山本の投球にも注目が集まっている。
