高精度アイアンで清水大成が1打差2位、初優勝へ 男子ゴルフBMWツアー選手権森ビル杯

AI要約

男子ゴルフの5年シードが懸かる国内三大大会第1戦、BMWツアー選手権森ビル杯第2日が茨城県宍戸ヒルズCCで行われ、稲森佑貴が首位に立つ。

清水大成のアイアンの精度が光った日で、首位争いに加わった。

日大時代の逸材が初の海外メジャーに挑戦する意気込みを語った。

高精度アイアンで清水大成が1打差2位、初優勝へ 男子ゴルフBMWツアー選手権森ビル杯

男子ゴルフの5年シードが懸かる国内三大大会第1戦、BMWツアー選手権森ビル杯第2日は7日、茨城県宍戸ヒルズCC(7430ヤード、パー71)で行われ、4位から出た通算5勝の稲森佑貴が5バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算8アンダーの134で首位に立った。1打差の2位に蟬川泰果、清水大成、昨年覇者の金谷拓実がつけた。

フェアウエーをキープしたのは14ホール中、わずか4度。ドライバーショットはちょっと荒れたが、清水大成のマネジメントは「ラフは深くない。距離を稼いで、アイアンでチャンスに付ける」。そして自慢のアイアンの精度がさえた。

12番(パー4)はピンまで残り100ヤードの2打目を52度のウエッジで30センチ、13番(パー3)、実測174ヤードを8番アイアンでカップに80センチに付けた。8個のバーディーに、「長いパットはなかった」と笑った。2ボギーはあったが、この日ベストスコアタイの65をマークして通算7アンダー。首位に1打差の2位タイで決勝ラウンドへ進んだ。

日大時代の2017年、日本学生で21年ぶりの1年生王者に輝いた逸材。今季は6戦して関西オープンの3位を含めトップ10入りが4度と上昇株である。ツアー未勝利だが、今大会は過去23回中、初勝利が10人いる。

「ソレ、聞きました。あやかりたい」。来週には予選を突破した全米オープン(米ノースカロライナ州)に出場する。初の海外メジャーに「タイガーとかマキロイに会いたい。楽しみでしかたがない」。渡米祝いに初Vなら最高である。(清水満)