3歳からゴルフ!初メジャー舞台の26歳が1打差4位発進 好スコアにつなげた先輩の助言

AI要約

初めてのメジャー舞台で好スタートを切った山脇健斗。先輩からのアドバイスを活かし、冷静なプレーで67のスコアをマーク。

どのホールもコースマネジメントを徹底し、特に12番では的確な判断でバーディーを獲得。今後の成績向上に期待が高まる。

米国出身の若手選手で、今後は米ツアーへの参戦を目指している。着実なステップアップを目指し、国内メジャーでの好成績を目指す。

3歳からゴルフ!初メジャー舞台の26歳が1打差4位発進 好スコアにつなげた先輩の助言

◆男子プロゴルフツアー メジャー初戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 第1日(6日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7430ヤード、パー71)

 下部ツアーを主戦場とする山脇健斗(22)=フリー=が5バーディー、1ボギーの67で回り、首位と1打差の4位と、初のメジャー舞台で上々のスタートを切った。先輩プロから学んだ冷静なコースマネジメントで、ツアー屈指の難コースを攻略。今大会では初の予選通過を目指す。大会連覇を狙う金谷拓実(26)=Yogibo=ら3人が66で首位に立った。

 初出場の山脇が冷静なプレーで好発進した。普段は攻めのゴルフが持ち味だが、4日に練習ラウンドを行った伊藤誠道(28)からコースマネジメントの大切さを教わった。「攻めすぎず、スマートなゴルフを」という言葉を胸に刻み、好スコアにつなげた。「すごく良くできた」とプラン通りのゲームにうなずいた。

 会心は12番だ。残り109ヤードの第2打。「グリーン奥に行くとほぼボギー確定」とキャディーと話し合い、ピン右手前を狙った。6~7メートルの真っすぐのラインを残し、沈めてバーディー。「もうちょっと攻めて良かったかもしれない」と話したが、欲を抑えてスコアを伸ばした。

 用具メーカーに勤務していた父の影響で、3歳からゴルフを始めた。今季は下部ツアーを主戦場としているが、成績を残せていない。今週は「まずは予選通過。チャンスがあれば上位に行きたいが、まず一歩ずつ。明日だけ考えている」と着実にステップを踏みたい考えだという。いずれは米ツアーで戦いたいと話す22歳。目標へ向けて、国内メジャー上位を目指す。(富張 萌黄)

 ◆山脇 健斗(やまわき・けんと)2001年6月30日、米カリフォルニア州出身。22歳。父の影響で3歳からゴルフを始める。19年、全米ジュニアでベスト16進出。カリフォルニア大バークレー校を中退し、23年にプロ転向。PGAツアー・カナダに参戦。今年は千葉にある祖父の家を拠点に、日本の下部ツアーを主戦場としている。家族は両親と兄。174センチ、68キロ。