元同僚の中日・上林誠知と対戦「楽しめた」 援護に恵まれなかったソフトバンク大関友久、1カ月半ぶり白星「そんな時期もある」

AI要約

ソフトバンクの大関友久投手が5回無失点の好投で久々の白星を手にし、味方打線の援護に感謝。

過去3試合勝敗のつかない時期が続いていたが、左腕は集中力を維持し、今回の試合で実を結んだ。

上林誠知との初対戦も力強い直球を投げ込み取り、仲の良さを感じる試合だった。

元同僚の中日・上林誠知と対戦「楽しめた」 援護に恵まれなかったソフトバンク大関友久、1カ月半ぶり白星「そんな時期もある」

 ◆日本生命セ・パ交流戦 中日1―5ソフトバンク(5日、バンテリンドーム)

 ソフトバンクの大関友久投手(26)が5回無失点の好投で久々の白星を手にした。「早い段階から点を取ってくれたのですごく投げやすかった」と、味方打線の援護に感謝した。

 最後に白星を飾ったのは4月24日のロッテ戦(ZOZOマリン)。それから3試合に登板したが、1カ月半ほど勝敗のつかない試合が続いていた。特にここ2試合は打線の援護に恵まれなかった。

 5月19日の西武戦(みずほペイペイドーム)は8回1失点。同29日の巨人戦(東京ドーム)は7回無失点と、好投したが援護点は「0」だった。それでも左腕は「シーズンの中ではそういう時期もありますし」ときっぱり。「少ない失点でできるだけ長いイニングをということに集中してやっている」と、自分のできることに全力投球している。

 この日はそれが実った。「スライダーが結構決まっていた。直球もインコースにいいボールになったかなと思いますし、そのコンビネーションが良かった」と、今季最多タイの6奪三振。初回と2回にはピンチを背負ったが、要所を締める投球でホームを踏ませなかった。5回で降板した理由については、「『もう代わるぞ』って言われたので」と話した。

 これで西武戦の2回から19イニング連続無失点が続いている。「自分の調子自体は悪くないですし、この調子をキープしたいなと思います」と、次の登板を見据えた。

 この試合では5回に元チームメートの上林誠知と初対戦。「試合中なので本当に抑えることに集中した」と、力強い直球を投げ込み左翼飛に打たせて取った。「(同じチームのときは)少ししゃべるくらいでしたけど、仲良くしていただいていたので今日対戦できて良かった。楽しむことできた」と笑顔で振り返った。

(大橋昂平)