パリ五輪に5人出場のパーク24で壮行会 吉田秀彦総監督が一二三、詩、ウルフ、素根、橋本へ檄「必ず金メダルを取れると信じている」

AI要約

柔道のパリ五輪代表5人の壮行会が都内で行われた。男女5階級に代表を送り出す形となり、2連覇を目指す選手たちの決意表明が行われた。

吉田総監督は5人全員が金メダルを目指すことに期待を寄せ、会場の雰囲気を大事にする意向を示した。

選手たちは壮行会でそれぞれの決意を語り、連覇や初五輪出場に向けて意欲を見せた。

パリ五輪に5人出場のパーク24で壮行会 吉田秀彦総監督が一二三、詩、ウルフ、素根、橋本へ檄「必ず金メダルを取れると信じている」

 柔道のパリ五輪代表でパーク24所属の男女5人の壮行会が5日、都内で行われた。男子は66キロ級の阿部一二三、73キロ級の橋本壮市、100キロ級のウルフ・アロン、女子は52キロ級の阿部詩、78キロ超級の素根輝が出場する。

 男女14階級のうち5階級に代表を送り出す形となり、1992年バルセロナ五輪覇者の吉田秀彦総監督は「5人が出場し、4人(阿部兄妹とウルフ、素根)が2連覇に向けて頑張る。このような柔道部は他にないと思う」と目を細めた。21年東京五輪は無観客。パリ五輪は有観客で行われるが「会場の雰囲気をものにできれば、必ず金メダルを取れると信じている。5人全員金メダルで帰ってきてもらえればと思う」と期待を込めた。

 5人は壮行会に駆け付けたパーク24の社員や子どもたちからの質問に応え、パリ五輪への決意表明を行った。阿部一二三は「きょうだいで2連覇を必ず達成する」と誓い、妹・詩も「パリの舞台で一番輝きたい」と力を込めた。同じく連覇が懸かる素根は「必ず金メダルを獲得できるように一戦一戦、全力で戦い抜きたい」。ウルフも「全てをモチベーションに変え、2連覇できるように頑張る」と意気込んだ。

 また、橋本は32歳で念願の初五輪の舞台に立つ。吉田総監督は「私も31歳で五輪に出て、みんなに『じじい』と言われた。それをこうして出るので、えらい。そこまで必死に頑張ってきた成果が五輪に結び付いたんじゃないか」と拍手。橋本も「柔道人生の集大成として、感謝の気持ちを忘れずに戦いたい」と闘志を燃やした。