「地の利」生かすソフトバンク ホームは12連勝、勝率も8割超 一方でロードは…注目の名古屋&横浜6連戦だ

AI要約

広島田中の予想外の一発で同点になるも、ソフトバンクが延長10回のサヨナラ弾で勝利。

チームのホームでの強さが光る12連勝。小久保監督も地の利を生かす重要性を認める。

ロードでの苦戦もあり、次の6連戦でさらなる首位固めを目指す。

「地の利」生かすソフトバンク ホームは12連勝、勝率も8割超 一方でロードは…注目の名古屋&横浜6連戦だ

 ◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク5x―3広島=延長10回(2日、みずほペイペイドーム)

 こんなことを言うと失礼だが、広島田中の一発は予想外だった。9回2死一、二塁からの同点3ラン。打たれたヘルナンデスはそれまで今季被本塁打が0どころか、登板12試合で無失点を継続していたのだから、予期せぬ一発となった。

 ただ、そんな一発にもひるまず、最後は勝ちきるのが今年のソフトバンクだ。延長10回。近藤のプロ2本目となるサヨナラ弾で勝負あり。サヨナラ打は通算6本目と土壇場の勝負強さは頼もしい限りだが、直前に8球粘り四球でチャンスメークした緒方の出塁があってこその劇的勝利だった。

 これでチームの貯金は18と今季最多にあと1と迫った。中でも見逃せないのがホーム(地方開催を含む)での圧倒的強さだ。この日の広島戦に勝利したことで、球団主催試合は12連勝となった。通算成績も20勝4敗1分けと、勝率は8割を超す。

 これには小久保監督も「やっぱり地の利じゃないですかね。大声援(があるのは)、やっぱり全然違いますね。地の利を生かすというのが勝負では鉄則だと思うので」とうなずくほどの強さだ。

 一方、ロードでは13勝11敗1分けと二つの貯金があるとはいえ、ホームに比べ、苦手としている部分は否めない。そのロードで4日から6連戦(名古屋、横浜)に臨む。一つでも多くの貯金を稼ぎ、さらなる首位固めといきたいところだ。(石田泰隆)