桐生祥秀は10秒19で7位「正直今年が一番しんどい」3度目の五輪へ「3週間しっかり練習すれば可能性ある」

AI要約

桐生祥秀が追い風参考の10秒19で7位に終わる。

桐生は今季体調面が最悪であり、取材ではしんどさを吐露。

パリ五輪出場を目指し、日本選手権に向けて意欲を示す。

桐生祥秀は10秒19で7位「正直今年が一番しんどい」3度目の五輪へ「3週間しっかり練習すれば可能性ある」

■布勢スプリント2024(2日 鳥取・ヤマタスポーツパーク)

男子100m決勝。追い風参考の10秒19(+2.8m)で7位に終わった、元日本記録保持者の桐生祥秀(28、日本生命)。桐生はこの日、予選で10秒36をマークし決勝に臨んだ。序盤トップに立った坂井隆一郎(26、大阪ガス)に食らいついたが、後半伸びず7位でフィニッシュした。

レース後取材に応じ「順位はあまり良くないんですけど、それでも今年初めて連続で2本走ることができた」と安堵の表情を見せた。しかし、「正直今年が一番しんどい。陸上を始めてタイムや体調面が一番しんどい」と、今の心境を吐露。

今季に入ってから2週間に1度の割合で体調を崩し、思うような練習ができていないという桐生。それでも2016年リオ、21年東京に続く3大会連続となる五輪を諦めたわけではない。

パリ五輪出場を左右する6月末の日本選手権まで3週間余り。「日本選手権までの3週間、しっかり練習できれば可能性はある。予選をしっかり走って準決勝、決勝と考えていって、その先に(パリ五輪は)あると思うので、しっかりいきたい」と力強く宣言した。