ノーベル賞有力候補に日本ゆかりの2氏 光触媒と脳科学の研究者

AI要約

英学術情報会社クラリベイトが、ノーベル賞の有力候補22人を発表した。日本からは堂免一成氏と彦坂興秀氏が挙げられている。

堂免氏は水と太陽光から水素をつくる光触媒を開発し、彦坂氏は大脳基底核に関する新たな発見を行った。

堂免氏と彦坂氏は、自然科学3賞と経済学賞の候補として期待されている。

ノーベル賞有力候補に日本ゆかりの2氏 光触媒と脳科学の研究者

 英学術情報会社クラリベイトは19日、ノーベル賞の自然科学3賞と経済学賞の新たな有力候補22人を発表した。日本からは信州大アクア・リジェネレーション機構特別特任教授で東京大特別教授の堂免一成氏(70)と、米国国立眼病研究所の彦坂興秀氏を挙げた。

 堂免氏は、水と太陽光から水素をつくるシステムとして、可視光を効率的に使って水を分解できる光触媒を開発した。彦坂氏は、動物の運動制御や学習行動の中心となる「大脳基底核」と呼ばれる部分で、神経物質が場所によって異なる働きをすることなどを発見した。(川原千夏子)