オーストラリア、世界最大の太陽光発電ハブ計画を承認

AI要約

オーストラリア政府が、北部特別地域に世界最大の太陽光発電ハブ建設を承認。

「サンケーブル」計画は広大な敷地に太陽光発電施設を建設し、国内向け・シンガポール向けに電力供給予定。

この計画により、オーストラリアはグリーンエネルギーの世界リーダーとなる見込み。

【AFP=時事】オーストラリア政府は21日、北部特別地域(Northern Territory、準州)に「世界最大の太陽光発電ハブ」を建設する計画を承認した。

「サンケーブル(SunCable)」計画と称するプロジェクトでは、1万2000ヘクタールの広大な敷地に大規模な太陽光発電および蓄電システムを建設する。IT業界で財を成した富豪で環境活動家のマイク・キャノンブルックス(Mike Cannon-Brookes)氏が後援している。

 国内向けに毎時4ギガワットを供給し、さらに2ギガワットをシンガポールに輸出する予定。

 オーストラリアのタニヤ・プリバセック(Tanya Plibersek)環境・水資源相は、この広大な太陽光発電施設によって、300万世帯に十分供給可能な電力を賄えると説明。計画には、オーストラリアからシンガポールに海底ケーブルを通じて送電することも含まれている。

 同氏はまた「本事業は世界最大の太陽光発電ハブとして、オーストラリアはグリーンエネルギーの世界的リーダーとなるだろう」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News