葛尾村から日本初の味をお届け!ヤギのミルクを使った「ブラウンチーズ」がまもなく完成~!

AI要約

ノルウェー発祥の「ブラウンチーズ」が、葛尾村で製造されている。遠藤祥貴さんがチーズ作りを始め、ヤギのミルクを使用して日本初の「ブラウンチーズ」を目指している。

製造工程や特徴を紹介。ヤギのミルクではなく牛のミルクを使用して作られているが、今後はヤギのミルクを使用したチーズも製造予定。

「ブラウンチーズ」は、乳製品として扱われるが、独特な味わいと栄養価が高い。食べ方や料理への活用法も紹介。

葛尾村から日本初の味をお届け!ヤギのミルクを使った「ブラウンチーズ」がまもなく完成~!

北欧のノルウェーを発祥とする「ブラウンチーズ」。ノルウェーでは朝食に欠かせないほど生活に根付いている、いわば「国民食」だ。

国内では希少な「ブラウンチーズ」が作られているのは、阿武隈の山々に抱かれた葛尾村。

製造販売しているのは、千葉で造園業を営んでいる遠藤 祥貴さんだ。仕事を通じて縁があったヤギ牧場「かつらおファーム」の運営委託を受ける形で新たに会社を立ち上げ、地域創生のためにチーズ作りを始めた。

ここには33頭のヤギがいて、そのうち16頭は「ヤギに草を食べてもらって除草する」という人気のレンタルサービスに活用されている。

ノルウェーでは、「ブラウンチーズ」の原料はヤギのミルク。しかし、日本ではヤギの頭数が足りないため、すべて牛のミルクで作っているという現状がある。

そんな中、ことしの秋くらいには、この葛尾村でヤギのミルクを使った「ブラウンチーズ」が出来上がる予定だ。「小さな山間部の村で、日本で初めてのものが作られることを夢見てがんばっている」と遠藤さんは楽しそうに話す。

そんな葛尾村産の「ブラウンチーズ」は、小さな工房で作られている。まずは、普通のチーズを作るように、乳酸菌を加えたミルクを加熱させ、「カード」と呼ばれるチーズの元になる固形物と「ホエー」と呼ばれる液体に分離させる。

加藤 さわアナウンサーが「ホエー」を特別に試飲させてもらうと…「ちょっと薄いヨーグルトを飲んでいるみたい」との感想。チーズよりも栄養価が高く、飲む点滴と呼ばれている。この「ホエー」を13時間じっくりと煮詰めてひと晩冷やすと、「ブラウンチーズ」が出来上がる。日本ではチーズに分類されず、乳製品という扱いになっている。

乳糖が多く含まれているため、砂糖なしで糖度が70度近く。コーヒや紅茶、ウイスキーに合う。そのまま食べてもおいしいが、トーストに塗ったり加熱して肉料理のソースとして使ったりするのもおすすめだ。葛尾村のハーブ鶏と一緒にいただいてみると、旨みがすごくて濃厚!コクのある奥深い味が楽しめる。