卒寿の同窓会、全国から24人 金沢泉丘高6期生「ふく泉会」 「続けよう」再会誓う

AI要約

金沢泉丘高校6期生の同窓会が開催され、24人が青春時代を懐かしんだ。

同窓会は活動している最も古い期の集まりで、毎年開催することを決めている。

参加者は校歌斉唱や講演を楽しみ、再会を喜び合った。

卒寿の同窓会、全国から24人 金沢泉丘高6期生「ふく泉会」 「続けよう」再会誓う

  ●青春の日、懐かしむ 

 金沢泉丘高を1954(昭和29)年に卒業した6期生の同窓会が29日、金沢ニューグランドホテルで開かれ、全国から集まった24人が旧交を温めた。数え年で卒寿となる同窓生は、高校時代に戻って、お互いを「君」「さん」で呼び、青春を謳歌(おうか)した遠い日をともに懐かしんだ。2次会も開くなど盛り上がり「今後も同窓会を続けていこう」と再会を誓った。

 6期生の同窓会は卒業年にちなみ、「2」と「9」の語呂合わせで、「ふく泉会」と名付けている。泉丘高全体の同窓会組織である一泉同窓会の事務局によると、ふく泉会は現在活動している最も古い期の同窓会とみられる。

 6期生は有志が各地で同窓会を開いていたが、「一度全員で集まろう」と名簿を整理して参加を呼び掛け、昨年、金沢で12人が集まって全体同窓会を開いた。今年はそれを上回る参加者となり、会場のあちこちで再会を喜ぶ声が上がった。

 6期生の入学年に制定された同高の校歌を歌詞カードを見ながら斉唱し、会員で筑波大名誉教授の河嶌拓治さん(88)が自身の体験について講演。2人が詩吟や歌を披露し、花を添えた。

 横浜市に住む渡邊正朗さん(88)は「友達に会えるのが楽しみだった。来年ももちろん来たい」と声を弾ませた。同窓会は会の名前にちなんで、29日に集まることにしており、幹事の代表を務めた田村昌俊さん(89)は「これからも毎年開催していきたい」と笑顔を見せた。