「奥球磨ロードレース」廃止 有力選手の招待難しく 「女子駅伝」の開催検討

AI要約

第10回奥球磨ロードレースを最後に大会廃止が決定

出場者数の減少や競合する大会の影響が理由

奥球磨女子駅伝の開催を検討中

「奥球磨ロードレース」廃止 有力選手の招待難しく 「女子駅伝」の開催検討

 「奥球磨ロードレース」の大会実行委員会は24日までに、今年1月にあった第10回大会を最後に、大会を廃止することを決めた。出場選手の減少が理由で、水上、湯前、多良木の3町村を巡る日本陸連公認コースの大会が姿を消す。

 レースは2013年、奥球磨地域のスポーツ振興と活性化などを目的にスタート。一般男女ハーフマラソン、高校男子10キロなどに、大学や実業団の有力選手、高校駅伝強豪校の選手らが出場していた。

 出場者数は18年の507人をピークに年々減少。今年は369人だった。3町村などでつくる大会実行委によると、開催日の1月第3週前後は競合する大会も多く、全国都道府県対抗駅伝と日程が近いため有力選手の誘致が難しいという。当初の目的を十分果たしたとして、21日に湯前町であった総会で廃止を承認した。

 大会担当者は「今後はニーズに合った、違う形の大会を開催したい」とし、25年度にあさぎり町を加えた4町村で「奥球磨女子駅伝」(仮称)の開催を検討中という。(井田真太郎)