メスなのに…オスと間違われたライオン 元の動物園に帰還

AI要約

札幌市の動物園から7か月ぶりに戻ってきた「クレイ」は、性別が間違えられていたことが判明し、とべ動物園に返還された。

「クレイ」は元気であり移動の疲れは見られなかった。公開日が決定され、人気者になりそうだ。

人工哺育で育った「クレイ」は一人遊びが上手であり、元の環境を思い出したように見える。

メスなのに…オスと間違われたライオン 元の動物園に帰還

とべ動物園で生まれ、オスと間違えられていたメスのライオン「クレイ」が札幌市の動物園からおよそ7か月ぶりに戻ってきました。

とべ動物園でおととし5月に生まれた「クレイ」は、生後20日で獣医師らによってオスと判断され、去年10月、オスのライオンを求めていた札幌市の円山動物園に移りました。

しかし、たてがみが成長しなかったことから今年1月に遺伝子を分析した結果、メスだと判明し、とべ動物園に返還されることになりました。

札幌市から2日間かけてトラックで戻ってきた「クレイ」。心配されていた移動の疲れは見られず、お気に入りだった岩の上でリラックスする姿が見られました。

(飼育員・三根生康幸さん)

「最初は落ち着きなかったけど、部屋に入るまでもスピードは速くて、餌の食いつきもよかった。元気です」

円山動物園に移る前と同じようにボールで遊ぶ可愛らしい姿も見られました。

(とべ動物園・宮内敬介園長)

「クレイに関しましては、人工哺育で育ってるんですね。ですから一人遊びが上手です。もうたぶん完全に思い出したんじゃないかなと思います。7か月前を」

「クレイ」は、週3回程度、ライオン舎の運動場で一般公開される予定で、28日の午前、今月31日と来月2日の午後の公開が決まっています。

とべ動物園には全国から「クレイ」の公開日に関する問い合わせやプレゼントが寄せられていて、新たな人気者になりそうです。