卒業式で、名前を呼び間違えるトラブル続出、大学側は謝罪。その原因とは(アメリカ)

AI要約

米ペンシルベニア州にある、トーマス・ジェファーソン大学で卒業式が行われ、卒業生の名前の読み間違いが頻発した。

ネットで拡散された卒業式の映像では、卒業生の名前が誤読される様子が確認でき、会場はざわついた。

大学からの謝罪文も発表され、原因については表音式つづりが原因であるとされている。

卒業式で、名前を呼び間違えるトラブル続出、大学側は謝罪。その原因とは(アメリカ)

米ペンシルベニア州にある、トーマス・ジェファーソン大学で5月9日、卒業式が行われた。式典の最中、卒業生の名前を読み間違えが頻発し、その様子がネットで拡散されている。【Kaito Takashima / BuzzFeed Japan】

卒業式のライブ配信動画には、大学関係者と思われる女性が、卒業生の名前を読み上げ、学位記を授与する様子が映っている。

読み上げられたのは、「サヤ・ウブン・ジンジュ・ブリナン」とあまり聞いたことがない名前。

なかなか聞くことのないレアな名字なのかと思いきや、画面が切り替わると、「サラ・バージニア・ブリナン(Sarah Virginia Brennan)」と、卒業生の正しいフルネームが表示された。

その後、女性は、卒業生のトーマス(Thomas)さんのことも、「ターモーメイ」と読み間違い。

会場はざわつき、「トーマス!」と指摘が入る事態に。女性はすぐさま訂正した。

ネットでは、「ありえない…。こんなこと本当に起きるの?」「なぜ名前の読み上げを、彼女に続けさせるのか?」「私の卒業式でもこんなことがあった。ずっと笑いが止まらなかったのを覚えてる」「大学の名前に『トーマス』って入っているけど、大丈夫そう?(笑)」などの反応が集まっている。

また、「おそらくだけど、音素(=それぞれの文字が表す音)に基づいた名前の表記と、実際の音声に基づいた表記で、取り違えが起きたんじゃないかな」と、原因を推測するコメントもみられた。

後日、大学は謝罪文を発表した。

「先日の卒業式において、卒業する看護学生の名前の読み間違いがあったことを、心よりお詫び申し上げます」

「この式典は、卒業生の重要な成果を祝うものであり、卒業生一同が、自分の生を正しく称賛されるに値します」

「読み間違えは、女性のカードに書かれた表音式つづりによるものです」

USA TODAYなどは、式典の途中で発表者が変更され、元々発表を担当していた女性は、読み間違えをその場で謝罪したと報じている。