道の駅「仁保の郷」リニューアル工事に着手 27~29日は臨時休業【山口】

AI要約

山口市仁保中郷の道の駅「仁保の郷」のリニューアル工事に着手。老朽化への対応と利便性の向上が目的。2026年4月のグランドオープンを目指す。

工事内容は2段階で実施。直売所やレストランの改修、物産館の改築を予定。アスファルト舗装や休憩スペースの拡張も行われる。

工事中も一部営業を続け、最後の営業日にはみんなのマルシェを開催。地元の飲食や雑貨が楽しめる。

道の駅「仁保の郷」リニューアル工事に着手 27~29日は臨時休業【山口】

 山口市は、仁保中郷の道の駅「仁保の郷」(綱木崇文駅長)のリニューアル工事に着手する。開設から24年が経過しており、老朽化への対応と利便性の向上が目的。準備のため27~29日は臨時休業し、30日から規模を縮小した上で営業を継続する。7月の着工を予定し、2026年4月のグランドオープンを目指す。

 

 仁保の郷は、2000年10月に開業。仁保自治会が設立した法人が管理し、地元の加工品などを扱う中央物産館や農産物直売所、レストランを持つ。22年度の来場者数は約69万人と市内道の駅で最も多かった。

 

 工事は2段階で実施する。7月~来年3月は農産物直売所とレストラン、子ども広場を改修する。直売所は現在の196平方㍍から463平方㍍に拡張し、農産物の出荷者が利用できる漬物の加工設備を設ける。新たなレストランの開店は来年度中を見込んでいる。

 

 直売所の工事中は、中央物産館で加工品販売スペースを減らして農産物を中心に販売する。パン工房「ブーランジェリーまろん」など3店舗も営業を続ける。工事終了後、25年4月~26年3月に物産館を改築する。規模は変わらず、耐久補強やレイアウト変更、トイレの更新を実施。この間は更新された直売所で営業する。

 

 並行して正面のデッキスペースを拡張し、休憩スペースを新設する。北側駐車場はアスファルト舗装し、駐車マスを整備。南北の駐車場を結ぶ通路も拡幅する。全体の総事業費は14憶9000万円を見込む。

 

 綱木駅長は「道の駅内で飲食が楽しめる機能を充実させる。工事中も部分的に営業は続けるので、利用をお願いしたい」と話している。

 

 現行での営業は最後となる26日午前10時~午後2時にはキッチンカーやハンドメード雑貨計50店舗が参加するみんなのマルシェを開催する。