役場の元課長、無断で“副業”の経理業務を任されていた会社から約2860万円横領 送金は100回以上 ギャンブルや競馬に使用 北海道西興部村

AI要約

西興部村の元職員が2860万円を横領した事件で、逮捕された小崎容疑者の経歴と犯行内容が明らかとなった。

小崎容疑者は、バイオガスプラント事業の会社で経理業務を担当し、自身の口座に合計100回以上にわたり2860万円を着服した疑いが持たれている。

小崎容疑者は横領した金をギャンブルや競馬に使用し、余罪を調べる警察の捜査が行われている。

役場の元課長、無断で“副業”の経理業務を任されていた会社から約2860万円横領 送金は100回以上 ギャンブルや競馬に使用 北海道西興部村

 北海道オホーツク地方の西興部村で、西興部村役場の元職員の男が、当時経理業務を任されていた会社の口座から約2860万円を横領したとして、22日逮捕されました。

 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、西興部村西興部に住む会社役員の小崎稔勝容疑者61歳です。

小崎容疑者は、西興部村役場の産業建設課長だった2020年10月ごろから2023年3月ごろまでの間に、合同会社西興部バイオドリームの口座から自身の口座に100回以上送金し、約2860万円を着服し横領した疑いが持たれています。

被害にあった合同会社西興部バイオドリームはバイオガスプラント事業の会社で、小崎容疑者は、当時、経理業務を任されていました。

本来、公務員は副業を禁止されていますが、西興部村役場によりますと、小崎容疑者は、役場には無断でこの会社の業務をしていたということです。

警察によりますと、小崎容疑者は、数千円から数十万円と毎回ばらばらの金額を、100回以上自分の金融機関の口座に送金していて、横領した額はあわせて約2860万円にのぼるということです。

警察の調べに対し、小崎容疑者は「私のやったことで間違いありません」と容疑を認めているということです。

横領した金は、ギャンブルや競馬に使用していたということで、警察は余罪を調べています。