【独自】定額減税うたう特殊詐欺被害 岡山県内で初確認 県南部50代女性 400万円

AI要約

女性が定額減税の名目で400万円をだまし取られた。

男が税務署職員や銀行職員をかたり、女性にATM操作を指示した。

警察は他にも不審電話を確認し、注意喚起を行っている。

【独自】定額減税うたう特殊詐欺被害 岡山県内で初確認 県南部50代女性 400万円

 定額減税に便乗した還付金詐欺によって、岡山県南部の50代女性が約400万円をだまし取られていたことが22日、岡山県警への取材で分かった。県内で定額減税をうたう特殊詐欺被害が明らかになるのは初めて。

 県警によると2月初旬、女性宅に税務署職員を名乗る男から「定額減税の手続きがされていない。本日中にすれば約2万円が返ってくる」と電話があった。その後、銀行職員をかたる男と携帯電話でやりとりを重ね、指示に従い商業施設のATMを操作したという。

 手続き後に明細を破るよう告げられて不審に思い、確認すると5回にわたり計約400万円を振り込む操作をしていた。女性は警察に被害届を出している。

 定額減税は1人当たり計4万円。県警は他にも不審電話を確認しており、県警生活安全企画課は「これからまだ増える可能性がある。電話でお金の話が出たら詐欺だと考えてほしい」と注意を呼びかけている。