牧場で子牛4頭の死骸 クマに襲われたか 内臓食べられた痕も 「柔らかいところ襲った」 北海道別海町

AI要約

道東の別海町の牧場でクマに襲われた子牛4頭の死骸が発見され、別海町と猟友会が対策を検討中。

子牛たちの損傷状況や襲われ方からクマの足跡が発見され、被害が明らかになっている。

未来牧場の関係者は、事件に衝撃を受けながらも猛獣との共存策を模索している。

「OSO18」ような牛を襲うクマが、再び現れた可能性があります。21日朝、道東の別海町の牧場でクマに襲われたとみられる子牛4頭の死骸が発見されました。

櫻井靖大記者:「クマはこの緑の幕から侵入して、中の子牛たちを次々襲ったと見られています」。

午前8時ごろ、別海町の牧場で「ハウス内で子牛が死んでいる」と、牧場主から警察に通報がありました。牧場関係者によりますと、ハウスの中にいた子牛12頭のうち4頭が死んで、別の4頭がけがをしたということです。

近くにはおよそ17cmのクマの足跡があり、クマに襲われたと見られています。襲われたとみられる8頭全てに、胸や尻を噛まれた痕やひっかき傷があり、死んだ2頭には内臓を食べられたような痕があったということです。

未来牧場・大貞義照専務取締役:「衝撃でしたね。まさかと思った。おそらく柔らかいところを襲ったと思います」。

別海町と猟友会は、牧場の周辺に箱わなを設置する予定です。