良医育成へ献体1104人 宮崎大白菊会50年

AI要約

宮崎大医学部に自らの遺体を無償提供する「献体」登録者でつくる宮崎大白菊会が設立50周年を迎えた。登録後に亡くなり、解剖実習でメスを握る医学生に身を捧げた献体者は1104人。登録者は「いくらで体を売れるのか」と誤解されたり、家族の同意を得るのに苦労したりしながらも「良医育成のために」と高い志を貫いてきた。

宮崎大白菊会の活動は、本県医療の礎となるものであり、19日の記念総会でも再びその決意を新たにした。

良医育成へ献体1104人 宮崎大白菊会50年

 宮崎大医学部に自らの遺体を無償提供する「献体」登録者でつくる宮崎大白菊会(一ノ瀬良尚会長、存命会員865人)が設立50周年を迎えた。登録後に亡くなり、解剖実習でメスを握る医学生に身を捧げた献体者は1104人(5月8日時点)。登録者は「いくらで体を売れるのか」と誤解されたり、家族の同意を得るのに苦労したりしながらも「良医育成のために」と高い志を貫いてきた。19日、宮崎市であった記念総会でも本県医療の礎となる決意を新たにした。