「生体解剖事件」伝える300点寄贈 「負の歴史」向き合う九大

AI要約

九州大学医学部は16日、戦時中に九州帝国大で捕虜の米兵8人が実験手術で殺害された事件に関し、実験手術に立ちあった産婦人科医の東野利夫さんの資料が遺族から寄贈されたことを発表。

この事件は1945年、米兵8人が実験手術の末に死亡し、遠藤周作の小説「海と毒薬」の題材となった。

遺族の意向を受け、資料を保存し今後の医学教育に活用する予定で、九大病院内の医学歴史館で展示も検討されている。

「生体解剖事件」伝える300点寄贈 「負の歴史」向き合う九大