認知症「意見尊重し支援して」 当事者・丹野さん講演 鹿児島県奄美市でトークライブ

AI要約

鹿児島県奄美市が主催する「認知症フレンドリートークライブ」が17日、奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校で開催された。若年性アルツハイマー型認知症と診断された丹野智文さんが講演し、「認知症イコール終わりじゃない」と語り、共に生きるための向き合い方を示唆した。

宮城県仙台市在住の丹野さんは活動家としても知られ、認知症とともに生きる現実を伝える映画「オレンジ・ランプ」にも登場している。人々とのふれあいを通じて生きる道を模索し、当事者としての活動を通して理解と意識の向上に努めている。

丹野さんは自らの認知症診断を受けた経験を通じて、偏見に立ち向かい「病気をオープンにしよう」と決意。意見を尊重し、サポートを受けながらも自分で意思決定することの重要性を訴え、認知症を持つ人々が安心して暮らせる社会の実現を夢見ている。

認知症「意見尊重し支援して」 当事者・丹野さん講演 鹿児島県奄美市でトークライブ