暴力団員の名刺見せ「俺に15万、女に2万払え」 37歳の男とロシア国籍の女を逮捕 札幌市

AI要約

愛知県名古屋市と札幌市を拠点にした恐喝事件で男女2人が逮捕された。

犯行はマッチングアプリを利用して知り合った男性から現金を脅し取る手法を使用。

被害者の一人が警察に相談し、事件が発覚した。

北海道・札幌・豊平警察署は1日、恐喝の疑いで愛知県名古屋市に住む会社員の男(37)と札幌市豊平区に住むロシア国籍の無職の女(37)を逮捕しました。

男ら2人は共謀して2023年12月25日、札幌市豊平区の女の家でマッチングアプリで知り合った20代の男性と性行為を行い、その対価として現金を生命・身体などに危害を加えかねない気勢で脅迫して要求し、男性から現金17万円を奪い取った疑いが持たれています。

警察によると男性が女と性行為をした後、女が男を呼び、男はその場で男性に暴力団構成員の名刺を見せ「俺みたいなやつが出てきているんだから(金を)払わないといけない。払わないなら警察に訴えるそ。俺に15万、女に2万払え」と脅迫したということです。

男性は現金を払い、翌日、警察に「マッチングアプリで知り合った女と暴力団の男に現金を騙し取られた」と相談し、事件が発覚したということです。

調べに対して男は「概ね流れは同じですが、細かい言葉は違います」と供述していて、女は「全く覚えていません。男のことも知りません」と容疑を否認しています。

警察は詳しい事件の経緯や、男と暴力団の関係性などを調べています。