名護・安和の「又吉弁当」が2年ぶり営業再開 「又吉アグー」使う

AI要約

名護市安和の弁当店「又吉弁当」が2年ぶりに再開。15年前から運営する店がコロナ禍で閉店し、要望に応えて再開。オリジナルブランド豚や自社生産野菜を使った弁当を提供。メニューも改良。

名護・安和の「又吉弁当」が2年ぶり営業再開 「又吉アグー」使う

 名護市安和の弁当店「又吉弁当」が9月2日、2年ぶりに営業を再開した。(やんばる経済新聞)

 アグー豚やヤギなどの畜産、農作物生産、飲食店運営などを手がける「又吉農園」(名護市安和)が約15年前から運営する同店。周辺住民や周辺企業に勤務する利用客でにぎわいをみせていたが、コロナ禍のあおりを受けて2022年10月に閉店。今回、要望が多かったことから営業再開に踏み切った。

 同社広報担当者の宮城翔吾さんは「以前から『いつまた開けるのか』とお客さまからの声が多かったことが大きな後押しになった。コストを抑えながら質を上げるため、メニュー構成を改め、使う食材を自社生産品中心に変更した」と話す。

 同社のオリジナルブランド豚「又吉アグー」を使ったおかず弁当や、規格外の自社生産野菜を使った日替わり弁当をメインに販売する。

 メニューは、「弁当」「丼もの」(以上600円)、「中身汁」「モツ煮」「テビチ骨なし ちまき汁」(以上500円)、「やきそば」(300円)など。現在は全メニューで1日60食程度用意する。

 宮城さんは「豚肉はレバーや上モツ、ハツなども使うほか、食感が固めの部位も工夫して余すことなく調理することで、在庫を抱えず食品ロス削減にもつながる。自社産品のおいしさも伝えながら、循環型の運営をしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~12時30分(売り切れ次第閉店)。土曜・日曜・祝日定休。