秋の交通安全運動はじまる 9月21日から10日間 県庁でオープニングセレモニー 

AI要約

栃木県で秋の交通安全県民総ぐるみ運動が始まる前にオープニングセレモニーが行われ、参加者が交通安全について宣言しました。

知事や警察本部長が交通事故予防の重要性を呼びかけ、取り組みの必要性を訴えました。

運動期間中は早めのライト点灯や交通ルールの徹底を呼びかけ、自転車運転中の危険行為にも注意が喚起されます。

秋の交通安全県民総ぐるみ運動が9月21日から始まるのを前に、栃木県庁で20日、オープニングセレモニーが行われました。

セレモニーには県や警察、それに交通安全の団体などからおよそ200人が参加し、出席者を代表して陽北中学校3年の阿久津和奏さんと岡地絃斗さんが交通安全宣言を行いました。また、宇都宮市の八幡台認定こども園の園児およそ80人が、交通安全を願う歌を披露しました。

式典で挨拶した福田富一知事は、今年の上半期に県内で交通事故で亡くなった人の数が、統計が残る1954年以降最も少なくなったことに触れ、「大切な命を守る自転車ヘルメットの着用や交通ルールの遵守など各種取り組みを進めていきたい」と述べました。

また、県警察本部の難波健太本部長は「これからの時期は日没が早まり、夕暮れから夜間にかけて事故が多発する傾向がある。子どもや高齢者に優しい運転を」と呼びかけました。

秋の交通安全県民総ぐるみ運動は9月21日から30日までの10日間で、「マナーアップ!あなたが主役です」をスローガンに、早めのライト点灯や交通ルールの徹底を呼び掛ける取り組みが県内各地で行われます。

県警察本部交通企画課 須田和典課長補佐は「改正道路交通法の施行にともなって、11月1日から自転車運転中のスマートフォンの操作・いわゆる『ながらスマホ』や、酒気帯び運転の罰則が強化整備されます。これらの行為は重大な事故につながる大変危険な行為のため、施行前でも絶対にしないようお願いします」と話しました。