ホテルで男子生徒にセクハラ行為 男性教諭が停職6カ月の懲戒処分 学校に無断で大学受験に同行し宿泊【新潟】 

AI要約

男子生徒にセクハラ行為をした50代の男性教諭が停職6カ月の懲戒処分を受けた。

教諭は受験に無断で同行し、ホテルで男子生徒に全身に触れるセクハラ行為を行った。

被害に遭った男子生徒は無事卒業し、教諭は行為を認めつつも心配から全身を触ったと主張している。

ホテルで男子生徒にセクハラ行為 男性教諭が停職6カ月の懲戒処分 学校に無断で大学受験に同行し宿泊【新潟】 

大学受験に同行し、宿泊先のホテルで男子生徒にセクハラ行為をしたとして県は、50代の男性教諭を停職6カ月の懲戒処分としました。受験への同行も学校に無断で行っていました。

県によりますと上越地方の県立高校の男性教諭(50代)は去年11月、宿泊先のホテルで自らが担任を務める当時3年生(当の男子生徒に対し、マッサージと称し肩から足にかけて全身に触れるセクハラ行為に及んでいました。

男性教諭は、県外の大学受験に臨む男子生徒に対し「個人的に心配になった」として、学校に報告をせず週末に休みを取って

引率として受験に同行していました。

2人はホテルの同じ部屋に宿泊しましたが、男子生徒とその保護者は同室であるとは聞いていなかったといいます。セクハラ行為があったのは宿泊した翌朝で、受験後に男子生徒から「全身を触られて不快感や恐怖心を覚えた」と学校に相談があり発覚しました。

県の教育委員会が聞き取りにあたり、19日付けで男性教諭を停職6カ月の懲戒処分としました。

男性教諭は現在は休職しています。宿泊したこととマッサージをしたことは認めていて「自分の行為が恐怖心を与えたことについて申し訳なく思っている」と話しているといいます。一方で、行為の理由については「肩を揉んで固かったから全身を揉んだ」と話しているということです。

■県教育庁高等学校教育課 石橋弘光 課長

「教員に対する信頼を大きく損なう行為であったと、大変申し訳なく思っている。改めて今後一層、指導を徹底していきたい。」

男子生徒は被害にあった後も通学し、無事卒業したということです。